10インチraytrektabの性能アップ版「DG-D10IWP2」と、三菱鉛筆コラボのデジタイザペン(ワコムEMR)が販売開始
お絵描きタブレットPCの雄、raytrektab(10インチ版)に性能アップバージョンが登場です。CPUをIntel Pentium Silver N5000に、OSをWindows 10 Proに変更した raytrektab DG-D10IWP2 が販売開始しています。価格は82,800円(税込)。
また、DG-D10IWP2購入者にはもれなく三菱鉛筆コラボデザインの筆圧感知ペン 三菱鉛筆9800 デジタイザペン(税込価格3,980円)をプレゼントするキャンペーンを実施とのこと。 このデジタイザペンは単体販売もされています。
10インチ版raytrektabの基本的な使い勝手は【レビュー】raytrektab DG-D10IWPで絵を描く【ワコムペン搭載10.1型Winタブ】を参照願います。
raytrektab DG-D10IWP2のスペック
- OS:Windows 10 Pro 64bit
- CPU:第6世代(Gemini Lake)Intel Pentium Silver N5000
- メモリ:8GB DDR4
- 画面:10.1インチ 1,920×1,200 (16:10、224ppi)
- ストレージ:128GB SSD
- 重量:約657g(タブレット本体)、約5g(ペン)
- サイズ:245mm×176mm×9mm
- ペン:ワコムEMR(筆圧4,096段階、傾き検知あり)スキャンレート360Hz
- キーボード:別売り(カバータイプ)
raytrektabはWacom Feel IT Technologiesの電磁誘導方式(EMR)に対応したお絵描きタブレットPCです。筆圧4,096段階、傾き検知あり、スキャンレート360Hzのデジタイザペンは、2019年現在のタブレットPCでは最高峰のスペックです。
Pentium Silver N5000は、従来版(DG-D10IWP)に搭載されていたCeleron N4100の1つ上位のCPUです。CPU性能は誤差のようなものですが、付帯する内蔵グラフィックス機能がIntel UHD Graphics 600からIntel UHD Graphics 605となり、2割程度の性能アップが見込めます(ただし、CLIP STUDIO PAINTは基本的にCPUしか使わないため、CLIP STUDIO PAINTを使う上ではほぼ影響はないと思われます)。
OSがWindows 10 Proになる利点は、お絵描きタブレットPCとしてはWindows Updateの制御が容易になることでしょうか。Windows Updateで再起動されて作業がパーになるといった現象を抑制できます。
三菱鉛筆9800 デジタイザペン
三菱鉛筆9800 デジタイザペンは、三菱鉛筆とサードウェーブ(ドスパラの経営元)がコラボした、鉛筆デザインの六角形ペンです。Wacom Feel IT Technologiesの電磁誘導方式(EMR)に対応します。販売元がサードウェーブのため、こちらもraytrektab同様、基本的にドスパラ専売のようです。
鉛筆を踏襲したデザインのデジタイザペンにはステッドラー・ノリス・デジタルという先行事例があり、ペン先のデザインはステッドラー・ノリス・デジタルとほぼ同じように見えます。芯素材はエラストマーで、これもステッドラーのものと同様です。
ペン全体の長さは短めに仕上がっています。ステッドラー・ノリス・デジタルが長くて持て余し気味だったため、三菱鉛筆9800 デジタイザペンのほうが使い勝手はよさそうです。
※実際に購入して使ってみました。レビューはこちら→【レビュー】三菱鉛筆9800 デジタイザペンは書き味がよくて取り回しもいい鉛筆型ペン、電磁誘導方式対応のタブPCで使用可能
追記:Amazonでも購入可能になりました。サードウェーブが出品していますが、Amazonが発送するため単品で買っても送料が掛かりません。ほかに買うものがない場合はAmazonで購入されるとよいでしょう。
まとめ
DG-D10IWP2は純粋なグレードアップ版であり、かつ従来版(DG-D10IWP)との価格差はほとんどないと言ってよいものとなっています。さらに三菱鉛筆9800 デジタイザペン(税込価格3,980円)が付属することを勘案するとむしろ得なため、これから10インチ版raytrektabを購入される方は(キャンペーン期間中は)迷わずDG-D10IWP2を買ってよさそうです。
三菱鉛筆9800 デジタイザペンはDG-D10IWP2購入者へのプレゼントキャンペーン中ですが、単体販売もされているので、旧来のraytrektabユーザーも安心です。