【5機種】ペン対応のWindowsノートパソコンまとめ2020
ここでは、ペンは使えるがタブレットに変形しないノートパソコン（クラムシェル）の機種を紹介します。
【58機種】お絵描きWindowsタブレット（ペン採用機種）まとめ2019-2020 を書いた際に、タブレットに変形しないため省いた機種をこちらに記載しています。タブレットに変形可能なノートパソコン（Yogaタイプの2-in-1など）は上記のまとめを参照ください。
Microsoft Pen Protocol 2.0 (MPP2.0) 搭載機
ここでは筆圧4,096段階と傾き検知に対応する新SurfaceペンをMPP 2.0、旧来の筆圧1,024段階ないし256段階で傾き検知に対応しないものをMPP 1.5と区別しています（各機種のスペック上でペンのバージョンまでは記載されていないので便宜上の区分けです）。
傾き検知は対応するペンと機種の両方が揃って初めて有効になるものの、ペン自体は下位互換性があり、新機種・旧機種間で相互に利用可能とされています。MPPはライセンス認証された互換ペンがいくつか出ていますが、筆圧4,096段階と傾き検知に対応するものは多くないようです。
- Microsoft Store：Surfaceペン (2017年モデル)
（筆圧4,096段階、傾き検知対応）
ワコムストア：Bamboo Ink Plus (CS322AK0C)（筆圧4,096段階、傾き検知対応）
【15.0型】Microsoft Surface Laptop 3（15インチモデル）（2019年10月）
- OS：Windows 10 Home
- APU：AMD Ryzen 5 / Ryzen 7
- メモリ：8GB / 16GB
- ディスプレイ：15インチ 2,496×1,664 (3:2、200 PPI)
- SSD：128GB / 256GB / 512GB / 1TB
- 重量：1,542g
- ペン：オプション（筆圧4,096段階、傾き検知対応）
Surface Laptopシリーズはクラムシェル型のPC。かつてはSurface Proシリーズに比べてスペックを抑えた廉価版のような位置づけでしたが、現在は同等以上の性能があります。
Surface Laptop 3は13.5インチと15インチの2サイズで展開。15インチ版はAMD Ryzen採用です。Surface Laptop 3（15インチモデル）に搭載されるRyzenは「Microsoft Surfaceエディション」としてグラフィック機能が強化されているとのこと。カラーはブラック、プラチナの2色。
パームレスト部は、前モデルがアルカンターラ（ファブリック/人工スエード）であったのに対し、15インチモデルはメタルパームレストのみとなっています。
【13.5型】Microsoft Surface Laptop 3（13.5インチモデル）（2019年10月）
- OS：Windows 10 Home
- CPU：第10世代 (Ice Lake) Intel Core i5 / i7
- メモリ：8GB / 16GB
- ディスプレイ：13.5インチ 2,256×1,504 (3:2、201 PPI)
- SSD：128GB / 256GB / 512GB / 1TB
- サイズ：308 mm（幅）×223mm（奥行）×14.51mm（高さ）
- 重量：1,265g（ファブリック） / 1,288g（メタル）
- ペン：オプション（筆圧4,096段階、傾き検知対応）
Surface Laptop 3の13.5インチ版。
パームレスト部は前モデル同様のアルカンターラ（ファブリック）のほか、メタル製のものも選択可能となりました。カラーはマットブラック（メタル）、サンドストーン（メタル）、プラチナ（ファブリック）、コバルトブルー（ファブリック）の4色展開。
Microsoft Pen Protocol (MPP1.0、MPP1.5) 搭載機
現在はMPPとなったN-trigペンのうち、旧来からスペックが据え置き（筆圧2,048段階以下、傾き検知非対応）のものをこちらに分類しました。
【15.6型】ASUS ZenBook Pro 15 UX580（2018年7月）
- OS：Windows 10 Pro (64bit)
- CPU：第8世代 (Coffee Lake) Intel Core i7-8750H / Core i9-8950HK/li>
- メモリ：16GB
- ディスプレイ：15.6インチ 3,840×2,160（16：9、282ppi）
- グラフィック：NVIDIA GTX 1050 / GTX 1050 Ti
- ストレージ：512GB / 1TB SSD (PCI Express 3.0 x4 接続)
- サイズ：365mm×242mm×18.9mm
- 質量：約2.01kg
- ペン：オプション（筆圧1,024段階）
ZenBook Pro 15 UX580はタッチパッド部に液晶を備えるデュアルディスプレイのノートPCです。かつてシャープが Mebius PC-NJ70A で似たようなことをやってそのままPC市場から撤退していった記憶が甦りますが、液晶の解像度やPCの性能が上がった今こそ意味を成すアイディアであるとも言えそうです。
スペックによってUX580GE-8950XとUX580GD-8750の2つの型番があり、いずれも筆圧1,024段階のASUS Pen（別売り）に対応します。
2019年8月には後継機にあたる ZenBook 15 UX534FT や ZenBook 14 UX434FLC、ZenBook 13 UX334FAC も発売されましたが、こちらはペンには対応しないようです。
【15.6型】ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV（2019年8月）
- OS：Windows 10 Home / Windows 10 Pro
- CPU：第9世代 (Coffee Lake Refresh) Intel Core i7-9750H / Core i9-9980HK
- メモリ：32GB DDR4-2666
- メインディスプレイ：15.6インチ 3,840×2,160（16：9、282ppi）有機EL
- サブディスプレイ：14インチ 3,840×1,100（16：4.58、283ppi）
- グラフィック：NVIDIA GeForce RTX 2060
- ストレージ：512GB / 1TB SSD (PCI Express 3.0 x4 接続)
- サイズ：359.5mm×246mm×24mm
- 質量：約2.5kg
- ペン：付属（筆圧1,024段階）
ZenBook Pro Duoはキーボード側にも14インチのサブ画面を持つのが特徴のノートPCです。サブ画面があることでパームレスト部が削られていますが、付属アクセサリーの専用パームレストで延長可能です。
タッチパッドは右下に位置し、テンキーとして使うこともできるようになっています。
Windows 10 Pro / Core i9-9980HK / 32GBメモリ / 1TB SSD / を搭載する「UX581GV-9980」、Windows 10 Home / Core i7-9750H / 32GBメモリ / 512GB SSD を搭載する「UX581GV-9750」の2モデルでの展開（その他の仕様は共通）。
付属のタッチペンは筆圧1,024段階のMPPで、上下どちらの画面でも使えるとのこと。他の部分の性能がモリモリなだけに、ペンの性能は2019年発売の機種としては少々残念に映ります。
ASUS ZenBook Pro Duo (Core i7-9750HK/RTX 2060/32GB・SSD 512GB/Win10)【日本正規代理店品】UX581GV-9750
ASUS ZenBook Pro Duo (Core i9-9980HK/RTX 2060/32GB・SSD 1TB/Win10 Pro)【日本正規代理店品】UX581GV-9980
【13.3型】ASUS ZenBook S UX391UA-8550（2018年6月）
- OS：Windows 10 Pro (64bit)
- CPU：第8世代 Intel Core i7-8550U
- ディスプレイ：13.3インチ
- メモリ：16GB
- ストレージ：1TB SSD (PCI Express 3.0 x4接続)
- サイズ：311mm×213.75mm×12.9mm
- 質量：約1.08Kg
- ペン：オプション（筆圧1,024段階）
ZenBook S UX391UAは、特別なヒンジ構造「エルゴリフトヒンジ」によって画面を開くだけでキーボードが持ち上がり、5.5度まで傾くのが特徴。キーが打ちやすくなるだけでなく、底面部に空間ができることで冷却性能にも寄与するとされています。
UX391UAには性能によってUX391UA-8550とUX391UA-825R、UX391UA-825RSの型番があり、ペンとタッチパネルに対応するのはUX391UA-8550のみのようです。
UX391UA-8550は筆圧1,024段階のASUS Pen（別売り）に対応します。
