【レビュー】Surface Pro/Pro2やVivoTab Note8などで使える互換ワコムペン5種+α
Surface Pro/Pro2やVivoTab Note8では、Bamboo Stylus Feelなど、Wacom feel IT Technologiesのペンなら普通に使えます(現行のIntuosやCintiqのペンは使えません)。
以下、私の持っているペンで、今も単品で買えるものをざっくりご紹介します。参考になれば。
(追記)より新しい世代のペンについてもまとめました。2017年以降に発売されたタブレットで使えるペンをお探しの場合はこちらをご覧ください。→【レビュー】Wacom Oneやraytrektabなどで使える互換ペン8種+α
目次
Wacom Bamboo Stylus feel
Wacom feel IT Technologies用のペンとしてワコムが公式に出しているペンです。ワコム自身が 動作確認リスト を出しているのがそこはかとない安心感を生み出します。が。このリストはときどき更新されているものの反映が遅く、最新機種のことは載ってません。
ワコムのペンはペン先から落とすと壊れることがあるらしいですが、このペンはキャップがあるので安心して持ち歩けますね。ただキャップを付けられるようにしたためか、サイドスイッチはツライチで押しづらいのが難点。一応ペン本体はザラザラ、サイドスイッチはツルツルになっているので、触感でどこにスイッチがあるか分かるようにはなっています。
黒、白、カーボンの3種類あり、カーボンはちょっと重め。らしい。私は黒しか持っていないので、そこの比較はできません。※Bamboo Stylus feelはGalaxy Note用というのもありますが、これはカーソル位置がGalaxy Note用に最適化されていて、Galaxy Note以外ではズレるようですので注意。
1サイドスイッチ。テールスイッチ(消しゴム機能)なし。替え芯は硬質と軟質の2種類が付属するが、Intuosと互換性なし。
Wacom グリップペン UP-911E-02DD
ワコムの旧型Cintiq C-1700SXのペン。らしいです。だいぶ古い話なのでよく知りません(プレスリリースバックナンバー によれば、C-1700SXは2002年発売とのこと)。
値段はちょっと高めですが、握りの部分が柔らかくなっていて、長時間使っても指が痛くなりにくいのがポイント高し。現行のIntuosやCintiqのペンと太さや長さも近く、それらを使っている方はだいたい同じ感覚で使えるのがいいです。ただ何故か紛失しやすい(?)。もともと外で使う用ではないので仕方ないのかも。
Intuosの替え芯が使えるので、 フェルト芯 や エラストマー芯 などを使ってみるのも面白いかもしれませんね。フェルト芯は砂を噛むとすぐ画面に傷がつくそうなので、外で使うときは気を付けないといけませんが。私は標準芯のまま使っています。
2サイドスイッチ。テールスイッチ(消しゴム機能)付き。替え芯はIntuosと互換性あり。ペンスタンド付き。このペンスタンドは単品で買うと地味に高いので、それを考えるとペン自体はそこまで高くない…のか…?
レノボ・ジャパン ThinkPad X60 Tabletデジタイザー・ペン 41U3143
ThinkPad X60 Tabletのペン。ThinkPad同様のピーチスキンはなかなか手に馴染みます。色合いや表面処理がVivoTab Note 8に似ているので相性はいいかも。ストラップホールが付けられていて紛失防止しやすいのはポイント高し。
このペンもIntuosの替え芯が使えます。芯抜きと替え芯(標準芯5本)も付いてきます。
1サイドスイッチ。テールスイッチ(消しゴム機能)付き。替え芯はIntuosと互換性あり。
Microsoft Surface Proのペン 5PT00010
Surface Pro/Pro2のペン。サイドスイッチのクリック感が心地いい。ペンのお尻側は消しゴム(テールスイッチ)になっているものの、見た目を優先して円柱型のため、イマイチどこに当たってるのか分かりづらいのが難点。付属のペンとしてはそれなりですが、他機種で使うためにわざわざ買い増すほどのものではないと思う。
1サイドスイッチ。テールスイッチ(消しゴム機能)付き。芯はIntuosと互換性なし。
Fujitsu スタイラスペン UP-815E-79A-2
安いと話題になっていたので買ってみました。ARROWS Tab QH55/Mのオプションとして提示された スタイラスペンLB-PN4 の同等品と思われます。手触りがプラスチッキーですが、サイドスイッチが2つあり、ストラップホールもあり。
機能的には十分なものの、ポインタのズレが他のペンより大きい気がするのがマイナスかな。このペン専用に調整すれば問題ないと思いますが、内蔵ペンと使い分けたりしたい場合は困りそう。
このペンもIntuosの替え芯が使えます。芯抜きと替え芯(標準芯5本)も付いてきます。芯が白色なのがあまり好みでなかったので、Cintiqの標準芯(黒)に変えてみたりしました。
2サイドスイッチ。テールスイッチ(消しゴム機能)付き。芯はIntuosと互換性あり。
その他のペンについて
私は持っていないので詳細不明ですが他にも今でも買えるものがあるようですので、知らなかったから検討できなかった! ということのないように私が分かるものは念のため紹介しておきます。チャレンジャーの方はどうぞ。
Wacom PL550用ペン UP-813E-00A-OP
PL-550という、前述のC-1700SXよりさらに古い2000年発売の液晶タブレット用のペンらしいです。付属のペンより軽く描けるから「ライトタッチペン」というのだとか(といっても当時にしてはというだけで、ON荷重20gらしいので最近のペンと比較するものではないですね)。
アマゾンレビューによれば、Dell Latitude 10や富士通 Arrows Tab QH55/Mで使えるとのこと。
Wacom DTU-1931用スタイラスペン UP-817E-77A
DTU-1931という法人向けの機種のペンのようです。法人向けのものは情報が少ないので詳細は不明です。
Wacom ペン UP-703E-00H-OP
Art Pad fan/プレピオ用筆圧ペンらしいです。Art Pad fan/プレピオはBambooやFavoの前身のような板タブですね。feel ITペンはArt Pad系列と互換性があるので、多分使えるのではないかと思われます。
Wacom ペン付きタッチパッド Bamboo Pad
Bamboo Padは、筆圧対応ペンも使えるタッチパッドです。有線のCTH301K、無線のCTH300K、CTH300B、CTH300E、CTH300Uがあります。Windows 8のジェスチャー操作が可能なタッチパッドという触れ込みでした。当時はタッチパネル搭載のWindowsマシンが少なく、でもタッチ操作したいぞという人向けの商品だったようです。
Bamboo Padのペン及びタッチ機能はWacom feel IT Technologiesにより提供されており、ペンはSurface Proなどと相互に使い回せます。店頭でSurface Pro2につないであったのでペンを入れ替えて使ってみたら使えた記憶があります。ペンだけ別で売ってはいないようですが、そんなことがどうでもよくなるくらい安いです。
追記:ワコムストアではペンのみの販売もされているようです。