dynabook RX82・RZ82の2016年秋モデルは先代機から何が変わったの? ペン対応は“高輝度・高視野角ディスプレイ”モデルのみか - 肉うどん

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dynabook RX82・RZ82の2016年秋モデルは先代機から何が変わったの? ペン対応は“高輝度・高視野角ディスプレイ”モデルのみか


dynabook RX82の2016年秋モデル(RX82/A)は2015年秋冬モデル(RX82/T)と何が変わったのか? パッと見た感じでは何も変わってなかったので、調べてみました。

※RZ82はdynabook RX82の直販モデルです。

東芝ダイレクト:モバイル・タブレット dynabook RZシリーズ(個人向け)

2016年秋モデルと2015年秋冬モデルのスペック(共通)

  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • CPU:第6世代(Skylake)Intel Core m3-6Y30 / m7-6Y75
  • メモリ:4GB / 8GB
  • ディスプレイ:フルHD(1,920×1,080、16:9)ノングレア
  • SSD:128GB / 256GB
  • 重量:約730g(タブレット本体) / 約1.43kg(キーボードドック接続時)
  • ペン:ワコムEMR(筆圧2,048段階)
  • キーボード:着脱可

2016年秋モデルと2015年秋冬モデルのハードウェア仕様を比較すると、CPUやメモリなどは同一。インタフェースも同一。OSも同一。OfficeもMicrosoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスで同一。カラーもグラファイトブラック一色で同一。要するにだいたい同じです。東芝ダイレクトの会員価格では、それぞれの最小構成時で価格差+1000円。

同時に発表されたTシリーズは今回から2年保証に延長されていますが、これはRXシリーズは対象外で、RX82/Aは1年保証です。

重量に関してはハードウェア仕様では、高輝度・高視野角ディスプレイモデルが約730g、通常のディスプレイのモデルが約699gとなっています。先代のRZ82/Tが仕様では約730gで実測が699gだったのが微妙なところではありますが、通常のディスプレイのモデルはデジタイザーなしのため軽くなっていると思われます(後述)。

だいたい同じだがオプションが増えた

スペックは変わり映えしませんが、WebモデルRZ82/Aは高輝度・高視野角ディスプレイのオプションが増えました。店頭モデルRX82/Aもカタログによると高輝度・高視野角ディスプレイ搭載タイプのようです。

Screenshot: RZ82/AB 2016秋Webモデル グラファイトブラック 詳細 | 東芝ダイレクト

東芝ダイレクトの購入画面では組み合わせが豊富に見えますが、実は【Core m7-6Y75 / 8GB RAM / 256GB SSD】と【Core m3-6Y30 / 4GB RAM / 128GB SSD】は連動しているので、あとは選べるのはOfficeの有無と高輝度ディスプレイのみです。つまり全8パターンです。

スペック表も以下の8種類で記載しています。

  • PRZ82AB-NNA / PRZ82AB-NJA(Office搭載モデル)
  • PRZ82AB-NNB / PRZ82AB-NJB(Office搭載モデル)
  • PRZ82AB-NNC / PRZ82AB-NJC(Office搭載モデル)
  • PRZ82AB-NND / PRZ82AB-NJD(Office搭載モデル)

末尾3文字でモデルが管理されており、3文字目がAとCのものが高輝度ディスプレイ。AとBがCore m7、CとDがCore m3。2文字目がNのものがOfficeなし、JがOfficeあり。という組み合わせとなっています。

高輝度・高視野角ディスプレイとは何なのか?

高輝度・高視野角ディスプレイというのが、通常のディスプレイと見え方が具体的にどう違うのかは記載がないので分かりません。また、普通に考えれば高輝度のほうが電力消費量が大きく、電池持ちが悪いと思われるものの、スペック表ではバッテリーライフに違いはありません。

実際どれほどのものかは現物を見てみないことには何とも言えないですが。旧モデルも十分に高視野角です。もしや高輝度・高視野角ディスプレイというのが旧来と同様のディスプレイで、より低品質な液晶をエントリーモデルに設定した? という可能性も……。

高輝度・高視野角ディスプレイモデル=ペン付属モデルの模様

ハードウェア仕様の※37によると、デジタイザーペン、リザーブペン(本体収納済)、デジタイザーペン用替え芯セットは高輝度・高視野角ディスプレイモデルのみ付属となっています。すなわち「高輝度・高視野角ディスプレイモデル=ペン付属モデル」ということです。お絵描き目的なら通常のディスプレイは選択するべきではないでしょう。

通常のディスプレイのモデルも、ペンが付属しないだけでデジタイザー対応はする、というのも可能性としては否定はできないですが、ほぼないと考えるべきかと。理由は2つあり、まずカタログ上で相応の重量差がある点。電磁誘導方式は画面下にセンサー板およびシールド板を必要とするその仕組み上、重量が増えます。次に、過去のR82やV713などはデジタイザーなしモデルがあった点です。先代の2015年秋冬モデル(RX82/T)は全モデルがデジタイザーペン対応でしたが、先々代のR82のデジタイザーなしモデルが復活した、という位置づけってことですね。

おわりに

つまるところ「高輝度・高視野角ディスプレイ」の差額(税抜12,000円)分だけ実質値上げと考えてよさそうです。買うなら2015年秋冬モデル(RX82/T)が残っているうちに買ったほうがいい感じですね。性能アップもなく実質値上げというのは残念ですが、RX82・RZ82に関しては、東芝の状態を考えれば継続する気があるだけでも御の字だと思ってます。

なお店頭モデルRX82/Aは高輝度・高視野角ディスプレイモデルなので、店頭モデルはペン対応です。

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