TP-Link Deco M5(3個セット)を導入したら5LDKの端の部屋まで電波が届くようになってよかった - 肉うどん

肉うどん

※本ページは広告が含まれています

TP-Link Deco M5(3個セット)を導入したら5LDKの端の部屋まで電波が届くようになってよかった


先日注文したTP-Link Deco M5 3個セットを設置したらホームネットワークが改善しまくりました。メッシュWi-Fiは初体験ですが、これはいいですね。

デカめの箱に3つ詰め込まれていました。丸ではなく四角にしたらもっと外箱も小さくできるのでは……と思わざるを得ません。なぜこんな形状にされているのかは謎です。

TP-Link Decoとは

Deco M5がどういう装置なのか、導入するとどういうメリットがあるのかは公式サイトの説明が分かりやすいです。

Decoは複数台で連携して1つの広大なWi-Fiネットワークを形成し、その中でDecoは各スマートフォンやタブレットを最も速度の出るDecoに自動的に接続をします。移動しながら動画やビデオ通話をしていてもDecoは接続先の切替をシームレスに行うので通信が止まる心配はありません。

Deco M5 | AC1300 メッシュWi-Fiユニット | TP-Link Japan

Deco M5はミドルレンジの商品で、下位にはM4、上位にはM9などがあり、内部のアンテナの数が違うなど性能の差があります。

導入前になにで困っていたのか

5LDKの端の部屋でDiXiM Playを使い、リビングのTV(東芝 4K REGZA 43C310X)で録画した番組を見たいと考えていました。しかし、リビングのルータからその部屋までは電波が届かず……。Wi-Fi中継器を設置してみても、見かけの電波強度は上がっても速度が出ずに映像が途切れる、といった問題がありました。

ブルーレイレコーダーなら録画番組を圧縮できるんですが、このTVにHDDを繋いで録ったものは圧縮できないため、画質を落として観るといった策を採ることはできない状態です。

なぜメッシュWi-Fiか

こういった場合、電波をもっと強力に飛ばすルータを買う、というのも選択肢の一つです。しかし、いざ買ってみて障害物に阻まれてやっぱり速度が出ませんでしたでは話になりません。

それに比べると、メッシュWi-Fiなら仮に届かなくても対応機器を追加すれば範囲を広げていける、という点が低リスクでよいと感じました。

Wi-Fi中継器を使っても同じことはできなくもないのでは…と思い、ためしにWi-Fi中継器に、さらに別のWi-Fi中継器をつないでみました。すると速度がまったく出なかったので、その選択肢は無しです。

なおメッシュWi-Fiは単一のSSIDで広範囲をカバーでき、部屋を移動したときに手動でネットワークを切り替えなくてもいい、といったメリットもあります。

Wi-Fi中継器も自動設定すると元のルータと同じSSIDが設定されるが、その状態で使うとどちらに繋がっているか分からず、遠いほうに繋がると速度が出ないので、 Wi-Fi中継器のSSIDを手動で変更したうえで自分で繋ぎ替えなければならない、といった問題がありました。

メッシュWi-Fiも単一のSSIDを使うところまでは同じですが、ルータ側が自動で一番速度が出るものに繋ぎ替えてくれます。

やはり3台セットを買って正解だった

Deco M5の効果範囲は「最大で約510㎡ (3パック) / 350㎡ (2パック)」とされていますが、これは障害物がなければの話で、壁を数枚でも挟むとだいぶ減衰するようです。鉄筋コンクリート部ではない普通の石膏ボードの壁なんですけども。

当初、案外2台でもイケるんじゃないかと思い、リビングに1台目、廊下に2台目を設置しただけの状態でテストしたんですが、全然ダメでした。端の部屋の入口までは届いても、部屋の中に行くと電波強度がガクンと落ちました。

次に、3台目を端の部屋の入り口に設置しました。すると見かけの電波強度は問題なくなりましたが、実際に地デジの録画(約13Mbps)を再生してみると、映像や音声が途切れてしまいます。

このとき3台目は、2台目を経由して1台目に繋がることでネットワークを構築しているわけですが、1台目と2台目の間の電波が弱いと速度が出ないのでしょう。3台目のM5に繋がったスマホから電波強度を見ても、1台目と2台目、2台目と3台目の間が適切な強度で繋がっているか? という点までは分からないのが落とし穴でした。

一応、Decoアプリの設置ガイドには「すでにあるWi-Fiの届く範囲内に設置してください」とはありますが、ギリギリ届けばいいってものではないんですね。2台目以降を設置する前に、1台目の電波強度を見ながら、それなりの電波強度のある範囲に置く必要があります。

ということを考えながら、2台目をリビングにより近い洗面所に移したところ、端の部屋でも地デジのビデオをネットワーク越しに安定して再生できるようになりました。めでたしめでたし。

電波強度の計測方法について

電波強度はスマホで実際にそのWi-Fiに繋いだ状態でウロウロしてみて、電波の入る強さの変化を見ます。

簡易的には通知欄のWi-Fiアイコンのメモリの増減でも見ることができますが、専用のアプリを使うとより正確です。そういったアプリはいくつかある中で、私はIODATAのWi-Fiミレルを使いました。

Deco M5のセットアップについて

セットアップについては基本的には繋ぐだけです。全部Decoアプリの指示に従えばいいので特に言うこともないのですが、SSIDとパスワードを自分で定義する点が少し驚きました。

既存のルータと入れ替える場合、ここで指定するSSIDとパスワードを前と同じにしておけば、ほかの機器の設定を変えなくてもいいので楽でした。

2台目以降は電源を入れればあとは勝手に繋いでくれるのも楽でいいです。

丸い形だけは何とかしたほうがいいと思う

Deco M5は円形で平置きするようになっています。これがまあ置き場所を選びます。せめて縦置きや壁掛けできるようにしてくれれば、とも思うのですが、底面を見ても壁掛け用の穴などの配慮は一切ありません。縦向きにすると電波がうまく飛ばないとかあるのでしょうか。

やはりというか何というか、同様の不満が大量にあるのか、社外品で壁掛けホルダーやコンセント直差しできるようにするマウントなどが販売されています。

設置してしまえば快適

というわけで、3台設置することで家全体に電波を届けられるようになりました。どこに置くべきかという検討は必要ですが、一度設置してしまえば快適です。オススメ。

この記事をシェアする