サウンドバーをテレビの上に取り付けました
我が家のリビングでは東芝 4K REGZA 43C310Xを使っているのですが、このテレビは足が変な形に出っ張っているせいで、サウンドバーを前に置くのが難しくなっています。その回避策として、サウンドバーマウントを使ってテレビの上に取り付けました。
目次
サウンドバーの必要性について
薄型テレビはスピーカーを入れるスペースがなく、内蔵スピーカーがイマイチで、昔のテレビと比べて音質が悪いのは今さら言うまでもないでしょう。
4K REGZA 43C310Xはスピーカーが下に向いていて、テレビ台からの反射によって音を前に出しています(というか、音が前に出たらいいなと期待していると言った方がより正確かもしれない)。
そのせいなのか何なのか、おもに人の喋ってる声が聴きとりづらい問題が発生していました。なら外付けスピーカーを繋げばいいじゃん、と考えてYAMAHA YAS-107を買いました。
サウンドバーをテレビの前に置くときの難点
サウンドバーの設置場所といえば一般的にはテレビの前なのですが、色々な事情によってテレビの前にうまく置けなかったりします。
↓ビフォー画像です。
YAS-107はケーブル接続部が凹んでいるので、そこにテレビの足が入るようにすれば一応置けますが、テレビの中央からズレた位置になるのが気になります。音響的にはもちろんのこと、景観としてもイマイチです。
また、だいぶ前側にせり出た状態とせざるを得ないため、正面から見るときはよいとしても、寝転がって下から見上げる形になるとサウンドバーが画面の下部分に被ってしまい、その箇所にテロップ等が表示されると隠れてしまって見えないのがまあまあストレスでした。
というわけでサウンドバーをテレビの上に移動させました。
使用した器材
YAMAHA YAS-107
YAS-107はヤマハが2017年に発売したサウンドバー。HDMIケーブル1本でテレビ音声を伝送できるオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応しており、うちもHDMIケーブル1本で接続しています。
買った当時はYAS-109が出る直前で、YAS-107の中古品が安かったので飛びつきました。YAS-107の後継機であるYAS-108、YAS-109は音質の強化などもされているらしく、価格差が大きくなければ後継機のほうを買ったほうがよさそうです。
壁掛けの構造はYAS-108、YAS-109でも変わっていないようなので、同じやり方でテレビの上に設置することができると思います。
ヤマハ サウンドバー 4K HDR対応 HDMI DTS Virtual:X Bluetooth対応 YAS-108(B)
Mount-It! サウンドバーマウントキット MI-SB39
テレビとサウンドバーを一体化するためのマウントキットです。テレビとサウンドバーを繋ぐのに使う鉄板と、固定用のボルトやナット、ワッシャーなどのセットです。
今回はテレビの上に取り付けるために使用しましたが、説明書によれば壁掛けテレビの下に固定することもできるそうです。
ボルトとナットとフラットバー
上記のマウントキットだけでは取り付けに不十分だったため、ホームセンターでボルトとナットとフラットバーを追加購入しました。詳しくは後述します。
八幡ねじのステンキャップは、ボルトとナットのセットです。4本入り。サウンドバーとマウントキット間の固定には2本あれば事足ります。
Amazon等だと私がホームセンターで買ったのと同じものは売られてないようですが、フラットバーというのはこういう細長い鉄板にボルト等で固定する用の穴が開いてるやつです。
サウンドバーをテレビの上に取り付ける(1)
YAS-107の底面には壁掛け用の穴があり、サウンドバーマウントでの取り付けはその壁掛け穴にひっかける形で行います。なおYAS-107を壁掛けにした場合、自動でそれを認識して音を正面に出すように調整してくれるらしいですよ。すごいですね。
YAS-107の壁掛け穴にはM5のボルトがちょうどいいのですが、上記マウントキットには付属していなかったので、ステンキャップM5×15mm(六角穴付ボルト)4本を別途購入しました。内2本をサウンドバー固定に使用しています。
説明するまでもないと思いつつ念のため書いておくと、ボルトの頭をYAS-107の壁掛け穴に突っ込み、サウンドバーマウントを挟んだのちに、ナットを回して固定します。
テレビ側もアーム等を取り付けられる穴(VESA穴)があるのでサウンドバーマウントはそこに付けました。しかしサウンドバーマウントの長さが足りず、上側2点でのみの取り付けとなってしまいました。このままだと横揺れに弱いので、左右方向に固定する梁的なパーツを追加するべきです。
サウンドバーをテレビの上に取り付ける(2)
というわけで、ホームセンターでフラットバーを買ってきて留めました。
フラットバーは念のため45cmのものを購入。あらかじめ長さを測り、2つのアーム間の距離は25cmと分かっていたので30cmのものでもよかったはずですが、あんまりギリギリだと不測の事態に対応しづらかろうな、またホームセンターに来るの面倒だな、と思ったので長めのを買いました。
こうなりました。長さが中途半端であまりかっこよくはないですね。やっぱり30cmのものを買ったほうがよかったかな。しかしどうせテレビの裏なんて普段見える部分じゃないので気にしないことにします。
ステンキャップM5×15mm(六角穴付ボルト)の余った2本をフラットバーの固定に使用しています。穴のサイズ的に固定力が不安だったのでワッシャーを噛ませています(ワッシャーはサウンドバーマウントに付属していたものを流用)。
感想
音が正面に飛ぶようになり、かつサウンドバーをテレビの前に置いていたときは見えにくかったテロップ等も見えやすくなったのはよかったです。というわけで、テレビの前にサウンドバーを置けない場合はテレビの上に設置するのがオススメです。
しかし、どうせ部材の追加購入が必要となるなら、最初から全部ホームセンターでそれらしい金具を買って自分で組み合わせてもよかったかもしれません。
まあ、サウンドバーをテレビの上に取り付けるという行為自体が初めてで、どうやるのが適切なのか想像が及ばなかったところもあり。そのアイディア料を払ったと思うことにしました。今回買ったサウンドバーマウントは価格もそんなに高くなく、ホームセンターで金具を個別に買うと結局は似たような金額が掛かるような気もします。
なお新たな問題として、テレビの足下に物がなくなったせいで、裏の配線やら録画用のHDDやらがゴチャゴチャしているのがよく見えるようになってしまいました。次はそれらのゴチャゴチャを隠せるように何か考えたいところです。