Cintiq Pro 24が届いたのでUSB type-Cケーブル1本での接続などを試す - 肉うどん

肉うどん

※本ページは広告が含まれています

Cintiq Pro 24が届いたのでUSB type-Cケーブル1本での接続などを試す


先日購入したWacom Cintiq Pro 24 ペンモデル (DTK-2420/K0) が届きました。初期不良がないかなどのチェックを兼ねて、噂のUSB type-Cケーブル1本接続を試してみました。

本格的な設置・使用は年明けの引越し後からとする予定なので、もっと具体的な使い勝手などは後日記載します。

輸送箱が(比較的)小さい

届いてみてまず思ったこととして、Cintiq Pro 24は輸送箱の小ささがいいですね。

Cintiq 24HD touchのときはスタンドが標準で取り付けられていたのでとんでもないサイズ&重量になっていて、もちろん1人でセットアップなどできるわけがない(というか1人ではまず箱から出すことすら困難な)状況でした。

対してCintiq Pro 24はモニタ部分だけなので、これなら1人でも何とかなりますね。何とかなりました。

箱を開けるとまず説明図があり、どのようにして取り出せばよいのか分かるようになっています。

Thunderbolt3端子があればケーブル1本で接続可能

私のPCにはThunderbolt3が付いているので、試しにUSB type-Cケーブル1本で繋いでみました。※Cintiq Pro 24はさすがに電源まで1本で供給することはできず、ACアダプタの接続も必要なようです。

普通に4Kで映りました。

ちなみにPCは、Intel NUC NUC7i5BNKDDR4メモリ16GBx2Intel 600p 256GB M.2 SSD PCIEx4を差したものを使っています。NUC7i5BNKは省スペースでThunderbolt3端子もあり、という点でCintiq Proの使用を見越して選んでいました。NUCはCDケースより面積の狭い筐体で組めて、かつメモリが盛れるのが魅力です。

なおCintiq Pro 24は、USB type-Cでの接続時は帯域を映像出力に優先使用するため、Cintiqの左右についているUSBポートがUSB2.0での動作となるそうです。実用上はDisplayPort等で接続するべきかと思います。

付属のケーブルでは問題なく接続できても、ロングケーブルに取り替えたときに問題が発生しないか? という懸念はあります。VESAマウントでアームを使う場合、ケーブルの長さが足りなくなりそうなんですよね。このあたりは本格的に設置してみてから考えます。

ペンの使用にはワコムペンドライバの更新が必要

前提として、Cintiqはワコムペンドライバをインストールしないとペンが反応しません。

Cintiq Pro 24のプロペン2はバージョン6.3.29以降で対応となっているので、Cintiq 24HDから入れ替えるならドライバの更新が必要となる場合があります。というかありました。動いていれば基本的にドライバは更新しない主義なので通知が来ても無視していました。

※ドライバを更新していない状態では、画面は映るがペンが反応しない状態となります。

Galaxy Book 12でも試す

Galaxy Book 12はUSB type-C端子から映像出力が可能です。というわけで試してみました。

普通にUSB type-Cケーブル1本で直結しただけで4Kで映りました。もちろんドライバを入れればプロペンも使用可能です。

今まで使っていたCintiq 24HD touchと比較した感想

Cintiq Pro 24の画面サイズは物理的にはCintiq 24HD touchより縦が少し短くなっていますが、タスクバーを左右どちらかに移動した状態ならば特に問題ない範囲です。

Cintiq Pro 24を店頭で見た時は縦が短いような気がしていたが、自宅で見るとそうでもなく、十分な大きさを感じます。やはり隣にCintiq Pro 32が展示されているとか、店舗のフロアが広いとか天井が高いとかで錯覚が発生しているようでした。勢い余ってCintiq Pro 32を買わなくてよかった。

画質の向上は言うまでもなく。4K液晶の高精細ぶりはもちろんのこと、オプティカルボンディング(ダイレクトボンディング)により液晶と保護ガラスの間にエアギャップがなくなったため、カーソルとペン先の距離がとても近いです。色、特に黒の締まりも向上しています。何気にフリッカーが抑えられているのもGood。

画面の表面加工のせいで単色が虹色に見えるギラツキが発生している、という評判を耳にしていたのですが、ざっと見たかぎりでは特別感じられませんでした。このあたりはもっと使い込むと目に付くようになってくるのかも知れません。

気になる点としては、付属のプロペン2(標準芯)でペン先を滑らせたときにキシキシと黒板をひっかくような嫌な音が鳴ることがありました。これは使い込んで画面表面または芯が削れてくると改善されるかもしれません。場合によっては保護フィルムを貼るとかフェルト芯を使うとかを考えてみる必要があるかも。

この記事をシェアする