Galaxy Book2が発表されるも、後継機とは言い難いスペックで扱いに困る


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SAMSUNGからGalaxy Book2が発表されましたが、SoCがSnapdragon 850 (ARM) となり、メモリも4GBで、スペック的にはむしろダウンしています。これなら基本的には初代Galaxy Bookでいいですね。

Galaxy Book2は海外で11月2日発売。日本国内での発売は未定です。

Galaxy Book2のスペック

  • OS:Windows 10 in S Mode
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 850 (Quad 2.96GHZ + Quad 1.7 GHz)
  • メモリ:4GB
  • ディスプレイ:12.0インチ 2,160×1,440(3:2、216ppi) Super AMOLED
  • ストレージ:128GB + microSDスロット
  • サイズ:287.5mm×200.4mm×7.6mm
  • 重量:約793.8g(タブレット本体)
  • ペン:ワコムEMR
  • キーボード:付属(カバータイプ)

プロセッサがCore i5からSnapdragon (ARM) に変更されました。Windows on ARMではx86バイナリはエミュレーションで動作するため、全体的に処理が遅くなる上に、32bitアプリケーションしか動かないという地獄のような環境です。

Snapdragon 850はPC対応を明示的に謳っていることから処理速度に関してはワンチャンあるかもしれませんが、絵を描くのが目的ならメモリ4GBは明確にスペックダウンです(先代機は最大8GB)。

その代わり、Snapdragonによる恩恵でAlways Connected PCとなり、LTEに常時繋がった状態でも20時間ほど電池が持つ(Sモード時)とされています。そこまでして常時接続が欲しいか? というと、まあ欲しい人もいるでしょうが、Galaxy Bookに求められていたのは果たしてこれだったのかというと疑問です。Galaxy(スマホ)との連携によるテザリングで十分で、単体で通信したい場面がほとんどない、というのが前モデル使用時の感想です。

Samsung Chromebook Plus (LTE) という機種も同時発売することが発表されています。その名の通りChrome OSのノートパソコン(360°回転ヒンジ)です。うん、常時接続が使いたかったらそれでいいよね。と腑に落ちる製品です。同時にそれを出していながらWindows機でも同じようなことを無理にやる意味はあるのでしょうか。

別のモデルとしてこのようなものを出すというなら、それはそれでアリだと思いますが、これをGalaxy Book2!!と言われてしまうと「は?」と言わざるを得ません。日本でGalaxy Note4が出ず、Galaxy Note edgeしか出なかったときを思い出します(Galaxy Note edgeは嫌いじゃなかったけどね)。

Sペンは性能的には変化なし?

Sペンについては今回特別アピールはされておらず、今までと機能は同様のようです。Galaxy Note9のようにペンにBluetoothが搭載されたりはしていないってことですね。タブ本体に格納する構造がないと充電する手段もなくなるので妥当です。

付属のSペンの形状はGalaxy Tab S4のものに酷似しています。ペン先の細さを台無しにするかのような、ずんぐりむっくりした形状が気にくわない(個人の感想です)。

待望のキックスタンド搭載

タブ本体にキックスタンドがついたことだけはうらやましい。Galaxy Book 12を使っていても、やはりキーボードカバーがスタンドになる構造は不便です。

指紋認証機能あり

スペックには Fingerprint Sensor の記載がありますが、どこに搭載されているのかは特に記載がないため不明です。

追記:指紋認証センサーは右上の背面(裏側から見ると左上)に付いているようです。その位置が使いやすいかは微妙ですが、キーボード側ではなくタブレット側に付いているためキーボードを装着しなくても指紋が使えるのはGood。

指紋認証は、先代機ではスマホと連携して実現するという結構な力業で実現されていました。タブレット単体で実現できるほうが優れているのは言うまでもありません。

おわりに

外枠には確実に改善が見られます。それだけに中身が惜しいところです。

しかし新機種が欲しくてたまらないよ~とならないから、このくらいの方がむしろありがたいかもしれません。後継機が気になって手が出せなかった方も、これを機に初代Galaxy Bookを買えばいいと思います。Galaxy Book 12はいいぞ。