肉うどん

【41機種】お絵描きWindowsタブレット(ペン採用機種)まとめ2016

追記:2017-2018年版のまとめを作成しました。新しい機種はこちらを参照願います。


ペン付きWindowsタブレットについてまとめました。Android機やiOS(Apple Pencil)などはここでは扱いません。軽くまとめたるわーと気楽に始めたのが運の尽き、調べてみると知らなかった機種までどんどん出てきてめっちゃ苦労しました。いい時代になりましたね。

購入検討されそうなものについては最新機種以外も記載しています。中古での入手の参考にもどうぞ。いずれも一長一短で、これを買っておけば万全というものはないので譲れない要素を中心に選ぶとよいかと思います。あまりに多くなりすぎたので、古いなどの理由でこれの情報は要らないだろうというものは省いてしまいました。ご容赦ください。各機、代表的なスペックを記載していますが、すべては書ききれません。詳しくは公式等を参照願います。

何でソートするか悩みましたが、ここでは画面サイズ順で記載します。画面サイズのインチ数は対角線の長さを表すので、同じインチ数であれば正方形に近いほど面積が大きい点は注意。発売日も併記しておいたので考慮に含めてみては(海外モデルも日本での発売日を記載しています)。

たいへん項目が多くなったので、目次も活用していただくといいかと思います。参考になれば幸いです。

目次

機種選びのヒント(読み飛ばし可)

タブレットPCは大まかに分けて、コンバーチブル型とデタッチャブル型、ピュアタブレットの3タイプが存在します。すべてに優れた機種というものは存在しないので、欲しい機能を優先したうえで、利点・欠点を見極めてセレクトしましょう。

コンバーチブル(キーボード分離不可)

ノートPCの液晶部が回転ないしスライドしてタブレットに変形可能なPC。

キーボードが不要な場合にはデッドウェイトとなる上に、可動部が増えることによる故障リスクもあるが、画面と熱源が分離されるので手に触れる部分が熱くならず快適というメリットもある。据え置きで使い、動かすことがないなら、コンバーチブルのほうがメリットは多い。

よく誤表記されますが、コンバーチブル(convertible:可変型)であり、コンパチブル(compatible:両立式)ではありません。意味合い的にはどっちでもいい気がしますが。

デタッチャブル、ピュアタブレット

ピュアタブレットはキーボードを持たない、液晶部のみのPC。デタッチャブルはピュアタブレットがキーボードドックと合体するタイプで、セパレート型と呼ばれることもあります。キーボード側にUSB等のインターフェースを持たないカバータイプのものがセパレートと呼ばれることが多い印象です。

本来の区分けではデタッチャブルはコンバーチブルタブレットに含まれる気がしますが、特徴や弱点はピュアタブレットに近いため、こちらにまとめて記載しました。

ピュアタブレットでは他に入れるところがないので、必然的に液晶の直下にPCが入ることになります。そのためピュアタブレット型の弱点は熱、さらにペンが電磁誘導方式の場合は電磁ノイズによる描線の歪みも発生する場合あり。機種によっては排熱が追いつかず、サーマルスロットリング(発熱を抑えるためにCPU温度が上がると処理速度を落とす仕組み)によりスペックが最大限に発揮されないものや、手の触れる部分が熱くなって不快なものもあります。

CPUの世代等によっても異なるが、一般に処理速度が速く消費電力が大きいほど発熱も大きくなります。AtomやCore Mなら発熱も少ない(ないとは言ってない)。

薄さ・軽さではコンバーチブルタブレットに勝るため、頻繁に持ち運びたいなら、ピュアタブを選んだほうが気軽に持ち出せるはず。

タッチオフ・タッチ無効化について

WacomもN-trigも、いずれもペンで描くときにタッチを無効化するパームリジェクション機能は備えていますが、ペンが認識されている間だけしかタッチが無効にできないので、ペンを認識するホバー距離が狭い機種は効果が薄く、タッチの全無効化がしたくなります。

タッチを無効化するためのハードウェアスイッチがついているものは少ないですが、ワコムもN-trigも、TouchSwitchやuntouchなどのソフトで無効化できるので心配ありません。ソフト開発者の方々に感謝しつつ、好きに機種を選びましょう。

ソフトでのタッチ無効化の方法については、【設定メモ】Windowsタブレットのタッチパネルを無効化してペン操作時の誤操作を防ぐ方法3つ に記載しました。

単6電池(AAAA)とは何ぞや

単5電池よりもさらに細い乾電池。ワコムアクティブ静電結合ペン(AES)、N-trig DuoSense 2、Synapticsペンなどの電池ペンで使用します。

単6は日本にはない規格で、かつては入手困難だったらしい?が、現在はAmazonなどの通販のほか家電量販店などでも普通に買えるので入手性は気にしなくても問題ありません。

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Wacom Feel IT technology 電磁誘導方式ペン(EMR)搭載機

EMR(Erectro Magnetic Resonance technology:電磁誘導方式)による電池レスペン。Wacom Feel IT TechnologyはCintiqの過去モデルのペンを使っていると考えてよく、旧Cintiqのペンが流用可能。おおむね現行のCintiqからペン軸の傾きや回転の検知や、ON荷重1グラムなどのスペックをオミットしたものといえる。

その歴史の長さから、現状もっとも数が多く、互換ペンも多い。ただしペンの構造からポイント位置が変わる(=機種によってズレる)ので、各ペンと各機種とで相性はある。互換ペンについては Surface Pro/Pro2やVivoTab Note8などで使える互換ワコムペン5種+α 参照。

Android機のSAMSUNG Galaxy Note / Galaxy tabシリーズのペンもこれ。Galaxy Note 4 / Galaxy Note Edgeから傾き・回転検知にも対応したと各所の記事でいわれているが活用例がないので本当のところは不明。Galaxy Note Edgeのカーソルの動きは確かに傾きを考慮して追従しているように見える。

Wintab API筆圧対応ドライバは自分で入れないといけない場合が殆ど。また、新機種は発売後すぐは対応していない場合があるので注意(最近はアクティブESペンへの置き換えが起こっているようで、ワコム採用でも電磁誘導ペンの新機種は少ない)。ワコムは日本の埼玉の企業だが、ドライバ開発部隊はアメリカに持っているらしく、ドライバの最新版はまず アメリカのサイト に上がる。

傾き検知がないためペンを傾けたときにカーソルがズレがち。調整する際にペンを垂直にしたりせず、普段使う向きで調整点を押していくのがコツ。画面から電磁フィールドを発生させてペンを検知するため特に画面端でズレが大きくなるが、ドライバで多点調整が可能なので設定次第でかなり改善する(ただし根気は必要)。

筆圧感知は256、512、1024、2048段階が存在する。

【13.3型】東芝 dynabook KIRA L93/TG (2015年10月)

L93/39M(2014年夏)、L93/PG (2015年夏)に続いて、マイナーチェンジを続けているモデル。Kiraシリーズ初代発売当時の2013年春はWQHDの高解像度が売りの一つだったが、今となってはそこまで珍しくないかも?

キーボード着脱可。キーボードはBluetooth接続で、分離した状態でも使用可能。

キーボードを外しても、ヒンジから板が半分ほど残る。このヒンジが360°回転し、残りの板部分をスタンドにできるのが特徴。このスタンド操作により、「デスクトップ」「キャンバス」「ノートPC」「フラット」「テント」「スタンド」「タブレット」の7つのスタイルが取れる。キーボードは逆差しも可能。

直販モデルはdynabook LZ93/TG。

【13.3型】富士通 LIFEBOOK TH90/T(2015年1月)

液晶を横に180度回転できるのが特徴。回転させて閉じるとピュアタブレット状にできる。かつてはこのような変形をするタブレットPCが多かった。

液晶はIGZOパネル。

直販モデルはLIFEBOOK WT1/T。買うならストレージにはSSDを選択したいところだが、直販は既に売り切れているので、狙うなら中古で入手するほかない。THシリーズは2015年秋冬モデルは出ていない。

【12.5型】東芝 dynabook RX82/T (2016年1月)

RX82はR82 (2015年3月発売)の改良型。プロセッサが第5世代から第6世代に、OSがWindows 8.1からWindows 10にバージョンアップ。ファンレス、タブレット本体のみなら730グラムと軽め。ノングレア液晶、傾きに強く追従性の高いペン検知能力(高サンプリングレート)を備え、「ペンタブレットにもなる」とアピールしている。

太めのスタイラスペン以外に、タブレット本体に収納可能なリザーブペンが付属。キーボードドック付属(逆差し可能)、キーボードにはアキュポイント、バックライトあり。

直販モデルはRZ82/T。メモリ8GBは直販モデルのみ。

【12.5型】東芝 dynabook R82/PGP (2015年3月)

※同型機のR82/PGQはデジタイザ非対応モデルなので注意。

CPUやOS以外のスペックは後継機RX82/Tと同一のようなので、価格差を見て安ければこちらを選択するのもありかと。

本体色は個人向けはゴールドだが、法人向けRT82はブラック。RT82にはキーボードドックが付属せず、そのぶんだけ少々お安い。

【11.6型】Lenovo ThinkPad Helix 2015年モデル (2015年2月)

2013年発売の同名機の改良型。名前が同じなので情報が検索しづらい。一応、正式名称はThinkPad Helix 2nd Genらしい。2013年モデルでは スペック誤りによるリコール(筆圧検知が2048段階としていたが、本当は256段階だった) があったが今回は大丈夫だった模様。

2013年モデルはキーボードにファンを搭載してキーボード接続時のみTDPを上げる仕組みがあった。今回はそのような仕組みはなく完全にファンレスとなっている。ヒンジつきキーボード2種類(バッテリーあり・なし)のオプションあり。

Lenovo直販での注文時に、デジタイザーペン対応モデル(Feel IT)とThinkPad Pen Pro対応モデル(ワコムAES)のディスプレイが選択できる。デフォルトはThinkPad Pen Pro対応(ワコムAES)。

【11.6型】NEC VersaPro J Type VS (2015年8月/2014年11月)

VersaPro J Type VSにはVK12C/S-M(2015年8月)、VK12C/S-K(2014年11月)、VK80A/S-K(2014年10月)の3種類存在するが、これらの差異は、VK12C/S-MとVK12C/S-Kの違いはワイヤレスWANの有無のみ(VK12C/S-MがワイヤレスWANあり)。VK80A/S-Kはデジタイザーペン非対応。

NECはLenovoとPC部門を統合しているので実質レノボな感じですが、このモデルはThinkPad Helix的な既視感がありますね。法人向けモデルだが、安価で放流されて一部で話題になっていた。おかげで最安ではないにしろ現在でも比較的安価で入手可能。2016年5月現在では、VK12C/S-K(2014年11月モデル)のリファービッシュ品が ソフマップ で安価に大量に流通している。定期的に入荷しているようなのでチェックしてみるといいかも。

ペンはThinkPad Helix同様、ワコム製電磁誘導方式。オプションキーボードにペンホルダーがあるのもThinkPad Helix同様。

【11.6型】東芝 dynabook V713 (2013年5月)/V714 (2013年11月)

※スペックはV714のもの

V714はV713の改良型。スペック向上のほか、V713では90°程度しか開けなかったキーボードがより後ろへ倒せるようになっている。キーボードドックにはLANコネクタ、HDMI、RGB、USB2.0を備えるほか、アキュポイント、バックライトあり。

V713の法人向けモデルとして VT712、V714の法人向けモデルとして VT714 というものもある。法人向けモデルはいずれもキーボードがオプションとなっている。

さすがにスペックに古臭さはあるが、その割に実売価格が現在でも高い。法人向けの放流などでタブ本体のみ安価で入手できれば選択肢に入れてもいいかもしれない。

【11.6型】HP elite x2 1011 G1(2015年3月)

高速Wi-Fi「Wi-Gig」を利用したワイヤレスドックによって、ディスプレイやUSB機器をワイヤレス接続できる。その他、指紋認証およびスマートカードによるログイン、LTE接続(ドコモ・KDDI選択可)、リモートロック、米軍調達基準の耐久性などなど、基本ビジネス向けなので個人向けではあまり見たことがないような機能がてんこ盛り(個人でも買えます)。キーボードにはバックライトあり。
指紋認証およびスマートカードリーダーはキーボードドックに備える。ペンは本体に内蔵可能。

後継モデルのHP elite x2 1012 G1(2016年2月発売)では、電磁誘導方式からアクティブ静電結合方式に変更された。

Elite x2 1011 G1 L3K59PA#ABJ

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【10.6型】Microsoft Surface Pro 2 (2013年10月)

Pro3でペンがN-trigとなる前のモデル。中古だとスペックや状態により6万~11万程度から買える模様(2016年2月現在)。

コンパクトながらCore i5/i7(第4世代)搭載、メモリ8GBモデルありとハイパフォーマンスだが、約907グラムとサイズの割に重めなのが泣き所。

本体とサイズは合わないが、Pro3/Pro4のタイプカバーも接続可能。

【10.1型】Lenovo ThinkPad 10 2014年モデル(2014年7月)

型番が極めて分かりづらい。20C10023JP、20C1002PJPがデジタイザー対応、20C1002NJP、20C1A00HJPはデジタイザー非対応。20C10023JP、20C1002PJPの違いは、前者が指紋センサーおよびスマートカード・リーダーあり、後者が指紋センサーなし、のようだ。

後継モデル(2015年モデル)では電磁誘導方式からアクティブ静電結合方式に変更された。直販はすでに2015年モデルなので、2014年モデルを入手するなら中古を狙うしかないが、Thinkpadの名に拘らなければ同型機であるNEC LaVie Tab Wを探したほうが手っ取り早い。

【10.1型】NEC LaVie Tab TW710/T1S (2014年10月)

NECはLenovoとPC部門を統合しているので実質レノボ、ということでThinkPad 10と中身は同じ。法人向けモデルはVersaPro J Type VT。

PC-TW710T2Sはキーボード付属モデルの型番。タブレット本体は同一。

ThinkPad 10同様、後継モデル(2015年モデル)では電磁誘導方式からアクティブ静電結合方式に変更された。

【10.1型】富士通 arrowsTab WQ2/X (2016年1月)


WQ2/XはQH35/Wの直販モデルのように売られているが、QH35/Wと比較して高スペック・防水(IPX5/7/8)/防塵(IP5X)/防震化・ワコム製デジタイザ(電磁誘導方式、ペンはIPX2の防滴)搭載の別物。※QH35/Wはペンも無いようなので注意

CPUはAtom x5-Z8500ながらメモリ4GBで64bit OSと最低限のラインは抑えてある。液晶がノングレアなのがポイント高め。ワコムは法人モデルのプレスリリースで「芯材と液晶フィルム材の最適化を追求し、鉛筆のように快適な書き味を共同で実現」とアピールしている。法人向けモデルはARROWS Tab Q506/ME(文教向け)と、ARROWS Tab Q506/MB(一般向け)。

QH55/Mの正当な後継機といったところでしょうか。間にもう1機種、QH55/Sというのがありましたが、こちらはペン対応ではあったものの防水防塵非対応で残念でした。

オプションに鉛筆に近いグリップの六角形スタイラスペン、スリムキーボード、拡張クレードルあり。

【8.0型】ASUS VivoTab Note 8 (2015年2月)

OSをWindows 8.1 with Bingに変更し再販。Office込みで25000円程度と驚異的なコストパフォーマンスだった。8インチでワコム製電磁誘導方式デジタイザ搭載のWindowsタブレットは2016年1月現在でもこれだけ(AESなど他形式採用の機種はある)。

ASUSはEee Slate EP121(B121)のときもワコム搭載スレートPC(キーボードレスのモバイルPC。今でいうタブレットPC)として話題となり、不具合の多さ・内部の作りのまずさでまた話題となったが、VivoTab Note 8でもCode 10といわれるペンが認識しなくなる不具合を抱えている。

その原因はフレキシブルケーブルに折り目をつけて格納していることによる接続不良であり、殻割りして接続し直したり、ケーブル自体を交換したりすると直るといわれている。が、ケースに技適マークが付いているため、一度開けてから電源を入れると電波法違反となるので素人にはオススメできない。不具合がなければいい端末でした。

現在は実売3万円程度(本体のみ)で買えるので、不具合を理解した上でならアリ。

Wacomプロペン(電磁誘導方式)

Intuos Pro / Cintiqのテクノロジーがそのまま実装されている。EMR(Erectro Magnetic Resonance technology:電磁誘導方式)による電池レスペン。タブレットPCとしての採用機種はCintiq Companionシリーズのみ。Intuos 4以降や据え置きのCintiqのペンがそのまま使えるので、ペンのバリエーションも多い。

±60°の傾き検知がポインティングにも活用されるので、ペンを傾けてもカーソルがズレないのがFeel IT採用機との大きな違い。とはいえCintiq Companionはサイズが小さいせいか、意外と端でズレる。プロペンのドライバには多点調整がないので端ズレの調整は困難。マウスの代替の単純なポインティングデバイスとしてはワコムAESのほうが優れている印象。

Cintiq CompanionはWindows、Cintiq Companion HybridはAndroid OS。当初Android版のみに他のPCにつないで液タブ化する機能があったが、Cintiq Companion 2でWindows版も対応した。

【13.3型】Cintiq Companion 2(2015年2月)

初代Cintiq Companionと比較して、他のPCにつないで液タブ化できるようになったのが最大の特徴。Cintiq Companion 2はCintiq 13HDより高解像度のため、Cintiq 13QHDとして据え置くため買う人がいるとかいないとか。PC部も最上位モデルではメモリが16GBになるなどスペック向上している。ファンクションキーも4つから6つに増えている。

スペックは十分だが、重い、でかい、そのわりに画面が小さいのが難。ベゼルの部分が全部画面だったらなあと思わざるを得ない。

付属スタンド(着脱式)は3段階だが、スタンド自体を上下逆差しできるので、実質6段階となる。

【13.3型】Cintiq Companion(2013年10月)

基本的にはディスコン(販売終了)だが、時々ワコム公式のセールで放出される模様。ただし海外在庫で英語版の可能性あり? Windows 8以降はエディションにかかわらず言語パックをインストールできるので英語版でもさほど問題にはなりませんが。

2015年のサマーセールでは256GBモデルが10万円で売っていた。コミケ等で販売されることもあるようだ。

N-trig DuoSense2(Surfaceペン)搭載機

N-trigは元はイスラエルの企業だったが、2015年2月にMicrosoftに買収された。N-trigは社名で、ペンの種類としてはDuoSense PenとDuoSense Pen 2があった。今あるのは2のほう。タッチとペンが1つのセンサーで感知できることからDuoSenseというらしい。買収される前はN-trigのホームページに技術の解説があったりした(現在は消滅。WebArchiveに一部残っている)。

2016年2月現在では、買収後に採用した機種があるのはMicrosoftとVAIOのみ。わざわざ買収したのでMicrosoft Surfaceシリーズには今後も採用されると思われるが、他メーカーが採用するのかは不明。N-trig買収と時期を同じくしてワコムAESが登場したこともあってか、現状ではDuoSenseの新規採用例はないようだ。

画面上に走るセンサーグリッドによってペン先の位置を検知しており、画面に光に当てると表面にグリッドを見ることができる。ペンを静止すると徐々にグリッドにポインタが吸われるためゆっくり描くと線がガタガタになる吸着現象が弱点だが、これはかなり遅く描かないと発現しないので実用上は問題にならない場合も多いと思われる。使い方にもよるので、よく確認してから買うほうがいいかと。

筆圧が固いのも問題だったが、描画ソフト側や Surfaceアプリ で調整できる。ただしそれでもON荷重についてはワコムに劣る。

ペン先が交換できないのも弱点の一つだったが、Surface Pro 3では社外品の替え芯が発売され、Surface Pro 4では公式に ペン先キット(異なる書き味の芯がセットになったもの)が発売されることとなった。

ペンは単6電池(AAAA)を使用する電池式。1日4時間の利用で1年半持つらしい。充電式ペンも規格としては存在するらしい?が実物がない。次世代のSurfaceのペンが充電式になるという噂もあるが……。

かつてはWintab APIに対応しておらず、PhotoshopやSAI、Painterなどで筆圧が効かなかったが、Wintab API対応ドライバが出た。現在は Microsoft ダウンロードセンター からダウンロードできる。

【13.5型】Microsoft Surface Book(2016年2月)

本国より遅れること約3ヶ月、日本でも登場。

蛇腹状のヒンジ、Dynamic Fulcrum Hinge(動的支点ヒンジ)が特徴的。開く動作の最中に支点が動的に切り替わり、片手でもすんなり開けられるようになったという。キーボード側にGPUが搭載されており、キーボード接続時は性能がアップする(外部GPU搭載モデルのみ)。

タブレット側にはほとんどバッテリーを積んでいないため軽いが、タブ単体での稼働時間は2時間ほど。また、タブ側のインタフェースはオーディオジャックと電源コネクタ(SurfaceConnect)しかなく、Proシリーズとは違ってキックスタンドを持たず自立しないなど、総じてタブ単体で使うのをメインとしたものではないといえる。キーボード込みで使うことを前提で利用シーンを考えるべきかと。

【13.3型】VAIO Z フリップモデル VJZ13B1(2016年2月)

SONYから分離したVAIO株式会社が開発した新VAIO。前モデルはZの名を冠しながらもフリップスタイルなどFitの系統を感じるものであったが、2016年モデルではフリップモデルとクラムシェルモデルに分化した。※クラムシェルモデルはペン非対応

最上位モデルのみ、VAIOロゴのカットが青く光るカラーリング「勝色ダブルアルマイト仕様」が選択可能。

【12.3型】Microsoft Surface Pro 4 Core i5/i7モデル(2015年11月)

筐体サイズはSurface Pro 3とほぼ同一ながら、狭ベゼル化でPro3の12.0インチから12.3インチにサイズアップした。そのかわりWindowsボタンがなくなった。

ペンの性能が向上。カタログスペック上でも筆圧検知がPro3の256段階から1,024段階にアップしたほか、ホバー時のカーソルの追従やON荷重も改善が見られる。

Core i5/i7モデルでは、この薄さ軽さにメモリ16GBが選択できるのが最大のメリットか。ただし日本ではCore i5でメモリ16GBは選択不可。メモリ16GBにするにはCore i7モデルを選ぶしかない。

【12.3型】Microsoft Surface Pro 4 Core m3モデル(2015年11月)

エントリーモデルである、Core m3モデルはファンレス。

Core i5/i7モデルの786グラムに対し、Core m3モデルは766グラム。ファンがない分だけ軽くなっていると思われる。

【12.3型】VAIO Z Canvas(2015年5月)

SONYから分離したVAIO株式会社が開発した新VAIO。名前の通り、絵描きを意識して作られており、タッチオフボタンが付いていたり、液晶上にショートカットキーを表示する仮想キー機能(タッチオフ時でも当該部のみタッチ可)を持っている。

「VAIO Prototype Tablet PC」と呼称して2014年頃から試作機を出していたが、VAIO Z Canvasとして発売する前にCintiq Companion 2が出てしまったので、絵を描くならCintiq Companion 2でよくね?という感じで微妙な雰囲気となった。※個人の感想です

VAIOの社長の言によると米国で売れているらしい

モンスタータブレットPCと名乗るだけあってスペックはすごいが値段もすごい。

【12.0型】Microsoft Surface Pro 3(2014年6月)

3:2ディスプレイの走り。画面は紙のB5とほぼ同じサイズと比率なので、印刷原稿を縦画面で印刷サイズ表示すると、ほぼぴったり表示できます。

Surface Pro 4のペンも使用可能(ただし筆圧は256段階となる)。Surface Pro 3でわざわざSurface Pro 4のペンを使用するのは、ペン先の交換ができることがメリットか。とはいえ本体にも旧型ペンが付属しているので、買い増しまでするかは判断の分かれるところ。芯が摩耗することだけが問題であれば、社外品のPro3ペン用替え芯 も出ている。

【10.8型】Microsoft Surface 3(2015年6月)

ProでないSurfaceシリーズは、Surface 2まではWindows RTだったが、3からはx86のWindows 8.1を採用、Surfaceペン(N-trig)にも対応した。ただしペンは別売り。今から買うのであればSurface Pro4用の新しいSurfaceペンを選択するほうがいいでしょうね。

スペックは控えめだが、ファンレス、軽さ薄さのバランスのよさは魅力的ではある。LTEが欲しい人にも悪くない。

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N-trig DuoSense搭載機

N-trigにも過去には電磁誘導式の電池レスペンがあったようで、法人向けの中古が放出された ときにペンがN-trigらしからぬ挙動であるとプチ話題となった。これがDuoSense1だったと見られる。

【16.4型】SHARP TeleOffice A4 Super tablet PC PC-BM10(2011年1月)

珍しかったので一応紹介したけど今からわざわざ買うほどのものではないと思う。3万弱で買えるならアリなのかなあ……。

Wacom アクティブ静電結合(AES)ペン搭載機

N-trig対抗。薄型・軽量化が重要視される昨今では、画面側にセンサー板およびシールド板を必要とする電磁誘導方式ペンの競争力が落ちてきたためワコムは普及機用として2種類の静電結合方式、アクティブES (AES:Active Electrostatic)とパッシブES(Passive Electrostatic)を開発したと思われる。パッシブESのほうは今のところ採用例がないので詳細不明。

静電結合方式ではペン入力専用のコントローラやセンサー板が不要で、タッチコントローラをペンと共有することで実現しているとのこと。本当に低コストで実装できるらしく、ディスプレイの受け側は標準実装でペン別売りという機種もあり。ワコムはヘビーユース向けのEMRに対し、アクティブESはミドルユース向けとしている。東芝以外のメーカーの採用例ではイマイチな評価があるなど、初報の東芝との協力によるとのアナウンス通り、東芝の調整技術による部分が大きいか?

単6電池(AAAA)が必要となり、そのぶんペンの重さ・太さもあるが、2,048段階の筆圧検知とカーソルズレのなさは◎。多点調整できることもあり、カーソルはCintiq Companionよりズレない。高解像度化が進むタブレットのポインティングデバイスとしては優秀。電池は1日3時間の利用で1年持つらしい(Bamboo Smartの公称値)。

N-trig DuoSense 2に見られるディスプレイ表面のグリッドへの吸着のような露骨な動作はないものの、ゆっくり描くと描線が歪むのはN-trig同様。ホバー状態のカーソルの遅さもN-trigと同様(いずれもdynabook Tab S68の評価。dynaPad N72では多少改善されている模様)。描線の歪みについては速く描けば問題ないと私は感じているが、強烈な手ブレ補正を掛けないと使いものにならないという人もいるようだ。

Wintab API筆圧対応ドライバは自分で入れないといけない。ドライバは Wacom Feel IT technologyの電磁誘導ペンと共通。ペンの電池残量はワコムドライバのアプリから見られる。ステータスバーに表示するように設定することも可能。

ペン先が別売りされておらず交換できないのが弱点だったが、別売りペンWacom Bamboo Smart for select tablets and 2-in-1 convertible devices (CS320AK)の発売にあわせて 替え芯 が発売され、解消した。替え芯は東芝S68やデル製アクティブペンなどとも共通。なおBamboo Smart CS320AKにはハードタイプとソフトタイプの2種類のペン先が付属する。

【15.6型】Dell Inspiron 15 7000シリーズ(7568)(2015年10月)

ノートPCのヒンジが360°まで開き、タブレットモードにできるタイプ。

ディスプレイはフルHDと4Kのモデルがあるが、4Kを選択するとペン非対応になる模様。注意。4Kでも12万~で購入可能なのでペン非対応は残念なところ。ただ製品ページを見てもペン対応の記載がないので、そもそも対応している方がおかしいとも言える。まあ デルアクティブペン750-AANMのほうの互換性の記載にはInspiron 15 7000 Series (7568)があるんですけど。謎。→FHD Onlyの記載が追加されました。

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。デルは周辺機器はパソコン本体と別に送ってくるため、一緒に注文してもペンだけ遅れて来る可能性があるのは注意。ペンはAmazon等を使って別で入手したほうがよさげ。

【14.0型】Lenovo ThinkPad P40 Yoga(2016年2月)

画面が360°回転し、「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードに変形可能。このスタイルはThinkPad Yoga以外でもすっかりノートPCの定番の一つになりました。

モバイルワークステーションを名乗るだけあるスペック。14型でWQHDは、大画面かつ高解像度でペン対応の機種の中では最大公約数的といえよう。

充電式ペン(ThinkPad Pen Pro-1)付属。ペンは本体に格納可能で、格納すると15秒で80%、5分で100%充電されるとのこと。

【14.0型】Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2016年2月)

ThinkPad P40 Yogaと同サイズの画面サイズに対して、重量が軽いのが魅力的。ThinkPad P40 Yoga同様、画面が360°回転する。メモリ16GBはCore i7-6600U選択時のみ搭載可能の模様。

画面はIPS液晶で、WQHD有機ELモデルは夏発売予定。有機ELモデルはバックライトが不要な分だけ軽く、重量1.27kgとなる。

充電式ペン(ThinkPad Pen Pro-3)付属。ペンは本体に格納可能で、格納すると15秒で80%、5分で100%充電されるとのこと。

【12.5型】Dell XPS 12 2-in-1 (9250)(2016年1月)

メモリ8GB、そして4Kディスプレイ(3840×2160)対応。Inspiron 15の4Kモデルはペン非対応だが、こちらは4Kでもペン対応。4Kが欲しければこっち。本国にはフルHDモデルもあるが、日本仕様では4Kモデルのみ。スペックを詰め込んだ代償に電池持ちはかなり悪く、実働で3時間程度しか持たない模様。ACアダプタ繋ぎっぱなしが前提となるか。

スリムキーボード同梱。スタンドはキーボード側についており、タブ単体では自立しない。

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。

【12.5型】Dell Latitude 12 7000シリーズ 2-in-1 (7275) (2016年3月)

筐体はXPS12とほぼ同一で、XPS12をよりビジネス向けのノートPCとしたもの。

キーボード付属。プレミアフォリオキーボードとスリムフォリオキーボードの2種から選択可能。しかし付けないという選択肢はない。

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。

【12.5型】HP elite x2 1012 G1 (2016年2月)

ワコムAES搭載。前モデルelite x2 1011 G1 は電磁誘導ペンだったが、今モデルではAESに変更された。

高速Wi-Fi「Wi-Gig」を利用したワイヤレスドックによって、ディスプレイやUSB機器をワイヤレス接続できる。その他、指紋認証によるログインやLTE接続(ドコモ・KDDI選択可)などは前モデル同様だが、スマートカードリーダーはオミットされた。指紋センサーがタブレット本体に付いたのがうれしい。また、キックスタンドを新たに搭載。Surfaceを意識したモデルであることは メーカー自身が認めている。タブレットには珍しく、背面がネジ止めされており分解・メンテナンスが可能。

ペン(HP x2 1012 アクティブペン)付属。このペンにはアプリケーションランチャーボタン「App Launch」が付いており、OneNoteや任意のアプリが起動できるとのこと。

【12.0型】Lenovo ThinkPad X1 Tablet(2016年2月)

追加バッテリとHDMI出力、USB3.0、OneLink+ポート内蔵の「プロダクティビティ・モジュール」、プロジェクタとHDMI出力内蔵の「プレゼンター・モジュール」、RealSense 3Dカメラ内蔵の「3Dカメラ・モジュール」の3種類のモジュールを付け替えて機能拡張できる(それぞれ別売り)。プロダクティビティ・モジュールのOneLink+ポートには ThinkPad OneLink+ ドック が接続できる。外付けモジュールの拡張性は斬新で目を見張るものがあるが、外付けモジュールを使用しないなら割高に感じる。

キーボード(Thinキーボード)付属。トラックポイント、バックライトあり。

ペン(ThinkPad Pen Pro)付属。

【12.0型】東芝 dynaPad N72/T (2015年12月)

スペックは控えめだが、12型にして薄さ約6.9mm、約579グラム(タブレット部のみの場合)の可搬性が最大の魅力。デタッチャブルキーボード込みでも1kgを切る。キーボードの接続は独自形式の接点により行われる。

ペンの反応もdynabook Tab Sシリーズより改善している。dynabook Tab Sシリーズと違って液晶がダイレクトボンディングなのもよい。ペン付属。

直販モデルはdynaPad NZ72/T、法人向けモデルはdynaPad S92/T。

【11.6型】Lenovo ThinkPad Helix 2015年モデル (2015年2月)

Lenovo直販での注文時に、デジタイザーペン対応モデル(Feel IT)とThinkPad Pen Pro対応モデル(ワコムAES)のディスプレイが選択できる。デフォルトはThinkPad Pen Pro対応(ワコムAES)。

EMRモデルとAESモデルの重量差は27g。電磁誘導方式がいかに重量において不利かを理解させられる機種である。

【10.8型】Dell Latitude 11 5175/5179(2016年3月)

キーボード分離可能なノートPCだが、日本ではFolioスリムキーボード のみ販売する。キーボードは標準構成では含まれているが外せるオプションとなっている。1万6千円するので外すとかなり値頃感が出る。

5179は指紋認証およびスマートカードリーダーに対応し、そのぶん重さと厚みが増す。その他のスペックは5175と5179で基本的に同一。ただし下位モデルでは5179は選択不可。

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。

【10.1型】Dell Venue 10 Pro 5000シリーズ(5055)(2015年6月)

平凡なスペックだがLTEモデルが選択可能だった。現在は選択不可の模様。今となってはこの機種を購入する意味は薄いか。ProのないVenue 10(5050)はAndroid版。

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。

【10.1型】Lenovo ThinkPad 10 2015年モデル(2015年7月)

前モデルは電磁誘導ペンだったが、今モデルではAESに変更された。

ペン(ThinkPad Pen Pro)は別売り。

【10.1型】NEC LaVie Tab TW710 2015年モデル(2015年10月)

NECはLenovoとPC部門を統合しているので実質レノボ、ということでThinkPad 10(2015年モデル)と中身は同じ。個人向けモデル名はLaVie Tab TW710、法人向けはVersaPro J Type VT。ペン付属。

TW710/CBSはキーボード付き、TW710/CASはキーボードなし。タブレット部分は同一。キーボードは独自コネクタで本体と接続する立てかけ式で、角度固定。

TW710/BASおよびTW710/BBSは2015年5月モデル。OSがWindows 8.1 Update 32bit、CPUがAtom Z3795(Bay Trail-T)であるなどの差がある。価格差はほとんどないようなので、TW710/CASおよびTW710/CBSを購入したほうがよさげ。

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【10.1型】東芝 dynabook Tab S90/NG(2014年12月)

AES搭載第1号(同率)。10.1型なのに兄弟機のS68(8.0型)とサイズ以外は同スペックなのが惜しい。10型クラスであればもう1段上のスペックが欲しかったところ。

dynabook Tab S90/NGがBluetoothキーボード付き、dynabook Tab S80/NGはキーボードなし。タブレット部分は同一。

【8.0型】東芝 dynabook Tab S68/NG (2014年12月)

AES搭載第1号(同率)。ペン以外のスペックはASUS VivoTab Note 8とほぼ同等だった。

ディスプレイ表面には書き味を重視したというフィルムが貼られているが、AESのペン先と相性があまりよくない。上から別のシートを貼るか、いっそ剥がすかしたほうがいいと思う。

海外ではToshiba Encore 2 Writeというブランド名で販売されている。

【8.0型】Dell Venue 8 Pro 5000シリーズ(5855) (2016年1月)

最上位モデルは解像度1,920×1,200(16:10)、Intel Atom x5-Z8500(Cherry Trail)プロセッサ、メモリ4GBと、8型としては現状最高のスペックにしてワコムAESペン対応。法人向けだが個人事業主でも買えます。

エントリーモデルと最上位モデルの価格差が5,000円しかない(41,980円~46,980円)。なのに、ディスプレイ:1,280×800→1,920×1,200、メモリ:2GB→4GB、eMMC:32GB→64GB というとんでもないスペック差があります。その価格設定で最上位モデル以外を買う人がいるのか? 疑問です。USB3.0 Type-C端子を搭載し、そこから映像出力も可能(要コネクタ)。

スペックは魅力的だが、置いて使うとタッチが反応しづらくなるタッチパネル不良あり。ネットで検索すると他の人もかなり発症しているようなので、しばらく様子を見たほうがいいかもしれない。→修正されました。Venue 8 Pro 5855のタッチパネル不具合修正ファームが公開された件について

ペン(アクティブペン750-AANM、アクティブスタイラス750-AAIZ)は別売り。

Synaptics アクティブスタイラス

単6電池(AAAA)を使用する電池式。筆圧は256段階。ホバーおよびパームリジェクションにも対応する。初代Venue 8のペンは反応が悪く使い物にならない上にすぐ電池が切れて最悪だったそうですが、その後、ペンのリビジョンが上がって改善されたらしい。

TabletPC APIのみ対応だが、N-trig用のWintabドライバを使うとWintab APIが使えるようになるとのこと。私はSynapticsペンの機種は持っていないのですが、ワコム機で実験したらワコムでも使えた ので、Synapticsでも同様に使えるんだろうと思います。

ASUS製のPCが多いが、ASUSがペンを発売しないせいで DELL Active Stylus 13Q41(750-AAHC) と組み合わせて使用している例をよく見かける。が、そのデルのペンも現在は入手困難となっているので、今から絵を描くのに使うには厳しいものがありますね。特別な理由がなければワコムAES機などを選択したほうがいいと思います。

【8.9型】ASUS TransBook T90Chi(2015年11月)

2014年発売機種のOSをWindows 10 Homeに入れ替え、OfficeをOffice Mobileにダウンして値下げしたモデル。

8.9型と他にない珍しいサイズ。キーボード付きで3万ほどで買える尋常でない安さは魅力的。しかしペンは付属しないので別で調達する必要あり。

その他(詳細不明)

【12.5型】富士通 arrowsTab RH77/X・WR1/X(2016年3月)

RH77/Xは店頭モデル、WR1/Xは直販モデル。筆圧256段階対応の専用スタイラスペン(静電容量方式、電池不要)付きとのこと。ペンについては詳細不明。

キックスタンド搭載。スタンドは本体と垂直になるまで開くので、本体の角度としては約135°までとなる。カバーキーボード付属。

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