少し前から、従来のマウスは手首をひねった状態となることから体への負荷が高く、肩こりや腱鞘炎の原因となるとして、エルゴノミクスデザインの縦型マウスが出てきています。
ちゃんとしたメーカーのものは1万円くらいしますが、中国製の何だかよくわからないやつ(有線式)だと1000円もしないで買えたりして、面白そうなので物は試しと買ってみました。3ヶ月ほど使用したので感想を書いてみます。
↑これは今回買ったものとは違うのですが、たぶん同じものをベースとしていると思われるため代わりに貼っています。今回買ったものは既に販売されていないようなので……。金型などを流用しているのか、複数のメーカーから似たようなものが販売されています。
光る!!
案の定というか何というか、光ります。
エナジーライン的な感じで光らせようとしてるっぽいですが、本体が白いせいでめちゃくちゃ透けてる(笑)。光らせるなら本体は黒いほうがよかったのでは。
しかしなぜ何でもかんでも光らせたがるのかは理解に苦しみます。キーボードならともかく、マウスは光ってても見ないでしょうに。ちなみに赤→紫→青→紫→赤と点滅を繰り返します。
7ボタン搭載
DPIスイッチ/スクロールホイール/左/右/デスクトップに戻るキー/前のページ/次のページのボタンの7つが付いています。デスクトップに戻るキーが地味に便利です(押すと全ウィンドウが最小化されます)。
縦型マウスはクリックしたときの力が横向きに掛かる
肝心のマウスとしての使い勝手ですが、使ってみると、なるほど確かに手首への負担は小さくなったように感じます。しかしどうも操作の違和感が強く、狙ったところにクリックできない問題が多発しました。
原因を探ってみると、単に今までのマウスと握り方が違うからという慣れの問題だけでなく、左右クリックボタンが横向きに付いているためにクリックしたときの力が横向きに掛かるんですね。するとどうでしょう、クリックしたときの力によってマウスが動いてしまう。滑りのよいマウスパッドを使っていると顕著です。
従来型のマウスではクリックしたときの力は下向きに掛かるため、このような問題は起こりにくかったのだろうと考えられます。
狙ったところをクリックしにくい問題への対処法
対処法としては、マウスパッドを使うと滑るのでマウスパッドを使わないようにするのが第一でしょう。私はマウスパッドを外し、合皮のデスクマットの上で使うようにしたら意識せずとも普通に扱えるようになりました。
操作の工夫で対処するなら、クリックする際に力を込めない、クリック時に親指でホールドする、といった方法が考えられます。前者は無駄な力を入れないようになって体にもよさそうですが、後者はゴリゴリに力で解決していて従来型のマウスを使うよりも体に悪そうですね……。
まあ安く買えるし興味があれば試してみるのもいいと思います。
追記
類似商品含めて、いつの間にかAmazonから商品ページごと一掃されていました。