イオシスが2019年4月頃に大量入荷し、1万円弱で販売中の富士通 ARROWS Tab Q506/ME
富士通の10.1型Windows10タブレット「ARROWS Tab Q506/ME」は(カタログ上では)ワコムの電磁誘導式デジタイザーペン対応モデルですが、イオシスで販売しているものにはペンが付属しないことから当ブログの別売りペンの記事にもアクセスが増えているため、記載しておくことにします。
結論から言うと、今回入荷されたQ506/MEは個別カスタマイズによりペンの機能が削除されているとのことです。
経緯
現在販売しているARROWS Tab Q506/MEでワコムのスタイラスが使えるのかTwitterで問い合わせた方がいました。その時の回答が以下です。
おそらくですが対応していないと思われます!!
法人モデルはカスタムされる事があるんですよ…— イオシス公式 (@iosys_official) April 26, 2019
元々仕入先からペンは付属していない、使えないと伝えられているので念の為の検証というレベルですが、Feel対応ペンで検証いたしております。ペンの収納部分もダミーで蓋をされたいる為、ペン機能を省いて出荷されたものだと思われます。すいません…m(__)m
— イオシス公式 (@iosys_official) April 26, 2019
電磁誘導ペンはタブレット本体にモジュールが組み込まれている必要があり、未対応の機種ではペンを別途用意しても使うことはできません。
ARROWS Tab Q506/MEは、ARROWS Tab WQ2/Xの文教向けモデルです。イオシス公式が回答しているとおり、法人向けのモデルでは内容がカスタマイズされることがあります。
余談
ARROWS Tab Q506/MEについては、ワコムがプレスリリースで「芯材と液晶フィルム材の最適化を追求し、鉛筆のように快適な書き味を共同で実現」とアピールしていたのを思い出し、そこはかとない悲しみを覚えました。
なお、上記のようにQ506/MEは出荷時にノングレアのフィルムが貼られているはずですが、フィルムは以前の使用者によって剥がされている場合もあるようです。
おわりに
というわけでペンは使えないのですが、ペンが目的でなければ悪い買い物ではないと思います。何と言っても安いですし。中古なのでIPX8の防水性能に期待して完全に潜水させるのは少々危険としても、水回りで防滴くらいの感覚で使うのは問題ないかと。