現在ドラクエウォークではダイの大冒険イベントが開催されており、戦闘にダイ達が助っ人(NPC)として参加してくれます。
さて、NPCマァムがベホイミショットガン(全体回復)ではなく、ホイミショット(単体回復)を優先する場合があります。ここでは何故そうなるのか、そしてそれの何が問題なのかについて書きます。
事例
ピンチになってしまったが、マァムのベホイミショットガンで回復してもらえるはず! などと思っていると……。
は?
……。(返事がない。ただのしかばねのようだ)
何故こうなるのか、そして何が問題なのか
前提として、NPCマァムは「バッチリがんばれ」相当の動作をします。
ドラクエウォークの「バッチリがんばれ」は、HPが半分以下(黄色表示)のキャラが2人以上いるときは全体回復を使いますが、瀕死(橙色表示)のキャラが1人いるときは単体回復を優先するようになっています。
より具体的には、瀕死が2人以上→全体回復、瀕死が1人→単体回復、HP黄色が2人以上→全体回復、HP黄色が1人→単体回復、といった順番で条件判定をすることで、行動の優先順位付けがされているようです。
これはベホイミが単体400程度、いやしのかぜなどの全体回復スキルが全体140~180程度の回復量であること(単体回復の効力が全体回復より大幅に上回ること)が前提で組まれたルーチンであると思われます。
ところがマァムのホイミショットは単体170程度、ベホイミショットガンは全体140程度+確率で15~20追加の回復量となっています。NPCはMP無限なのでMPを節約する理由もなく、ホイミショットを使うメリットがほぼないんですね。じゃあ常にベホイミショットガンを使ってくれよというところです。
このように、回復がなかば不発に終わるパターンがあるため「どうせマァムが回復してくれるからプレイヤーキャラの回復役を0~1人にする」といった考えはちょっと危険です。
プレイヤーが取れる対策を考える
特に検証したというほどではないですが、NPCマァムはすばやさ408と290のキャラの間で行動していました。このことから、マァムのすばやさは320~380程度と思われます。
プレイヤーキャラの回復役のすばやさを調節して、マァムより遅くなるようにしておくと先に回復してくれます。このときマァムの行動がホイミショットとなってしまっても、プレイヤーキャラで補完できるので比較的安全です。
プレイヤーキャラをマァムより遅くできない場合は、回復するときに黄色が2人残るようにしておくとベホイミショットガンに誘導できます。
しかし、そこまでしてマァムを回復役として起用するよりは、ダイやポップに攻撃を任せてプレイヤーキャラの回復役を増やすほうが確実ではあります。
ホイミショットとかいう技自体いらなかった説
「ポップ・マァム(ロモス)装備ふくびき」から排出されるハンマースピアにはホイミショットは付いていません。つまりホイミショットはNPCマァム専用に実装されたスキルです。わざわざ専用スキルを実装した結果がこれとは……。
プレイヤーキャラにハンマースピアを装備させてもこのような結果にならない(ホイミショットがないので)という点が唯一の救いです。まあ僧侶やパラディンに装備させると代わりにベホイミを使うんですけど。
ところで原作マァムは魔弾銃で撃たずとも自力でベホイミが使えます。NPCマァムの習得スキルはホイミショットではなくベホイミでよかったのでは……?