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【購入レポ】スピアネットで海外から転送(個人輸入)したときの流れと注意点など

米AmazonにてAmazon Warehouse Dealsが出品していた Galaxy Book 12.0 を購入し、スピアネット で転送しました。ここでは転送の利用時の注意や、掛かった時間などをメモしておきます。Galaxy Bookに関しては現在はわざわざ輸入するメリットはほぼないと思いますが、転送について詳しく書いたことがなかったので書いてみました。何か日本で売ってないものを輸入したい際の参考にどうぞ。

※Amazon Warehouse DealsはAmazon.comで返品された商品をアウトレットとして販売しており、新品より安いのが魅力ですが、Amazon Warehouse Dealsは日本への発送は行っていないため、日本から買うには転送をかける必要があります。

Galaxy Book 12.0については 【レビュー】Galaxy Book 12.0で絵を描く に記載しています。

全体の流れについて

  1. スピアネットで無料会員登録(転送用アドレスの入手)
  2. Amazon.comで注文。住所には転送用アドレスを入力する
  3. 注文時に送られてきたメールをスピアネットに転送する
  4. (転送用アドレスへの到着まで待機)
  5. Amazonの配送状況を見て、到着を確認する
  6. スピアネットにログインし、到着した荷物に対して発送依頼を行う
  7. (2~3日待機)
  8. 計量等が完了したら料金の見積もりメールが来るので、決済する
  9. スピアネットから発送メールが来る(追跡番号が発行される)
  10. (自宅への到着まで待機)
  11. 受け取る(このとき輸入消費税を配送業者に払う)
  12. Enjoy!!!

待つタイミングが多いので受け取りまでは結構かかります。順調に行っても2週間前後かかるのは覚悟しておく必要があります(道中でトラブルがあればさらに遅くなる場合もあります)。

手続き等については詳しくは 転送サービスとは|個人輸入・転送サービスのスピアネット を参照。

料金

以上、Galaxy Book 12.0本体以外に掛かった金額は計10,200円でした。

Amazon.comはクレジットカードで決済しました。クレカの海外利用時のレートは必ずしも利用日のものではないので安いタイミングを狙うのは難しいですね。

スピアネットは支払いにPayPalが使えたため転送料はドル建てのまま決済しました。当時1ドル112円くらいで、だいたい5600円程度を払ったと考えています。

特別梱包手数料とは

スピアネットでは送付物が精密機器などのいわゆる「こわれもの」の場合は 特別梱包サービス というオプションを付けなければならないとのことで、この手数料が$5加算されています。

輸入消費税とは

個人利用の場合は本体価格の6割に対して消費税が課税されます(大量輸入などで個人利用ではないと見做された場合は10割にかかるそうです)。

今回は約10万円の商品の6割に、8%(当時)の消費税が加算され、4,600円となりました。為替レートや変換手数料を考慮しても誤差がある気がしますが、おそらく下2桁が丸められていると思われます。

輸入消費税はヤマトからの荷物の受取時に日本円で支払いました。

関税について

今回は購入物がパソコン(第84類:機械類及び電気機器)のため、関税は掛かっていません。輸入する品目によって税率が変わるので、詳しくは税関 Japan Customsの輸入統計品目表(実行関税率表)主な商品の関税率の目安(カスタムスアンサー)を参照願います。

※関税が掛かる場合は、荷物を受け取る際に支払う(別途請求が来る場合もある)とのこと。

手元に届くまでのスケジュール

記載の日付はすべて日本時間です。だいたい2週間ほどで手元に来ました。

Amazonでの注文から転送用アドレスに着くまで

Amazon.comでの注文時は、スピアネットから提示された転送用アドレスを自分の住所として入力します。注文後はAmazon.comから送られてくるOrder ConfirmationもしくはShipping Confirmationのメールを、スピアネットのメールアドレスに転送する必要があるとのこと。メールを転送しても特に返信などはないので初めての利用のときはちょっと不安になります。

Amazon.comはアメリカ国内への配送なら送料無料も選べますが、到着予定があまりにも遅いので多少上乗せしてでも早く届けてもらったほうが精神衛生上よろしいですね。まあ今回は2日での配送を選んだのに遅延したのですが。Amazonが遅延したせいで、あわや土日を挟んでしまい到着がさらに2日遅れるという最悪のパターンになるところでした(スピアネットは土日休業)。※Amazon.comの配送状況はAmazon.comの注文履歴から確認できます。

プライム特典30日間無料を使えばアメリカ国内のTwo-Day Shippingは無料にできます。米Amazonの利用が初めてであれば、これを使うのもいいかと思います。なお転送を使わず、日本の住所へ直送する場合はプライム会員でも送料が掛かります。

転送用アドレスに着いてから手元に来るまで

Amazon.comからスピアネットの転送用アドレスに荷物が届くと、スピアネットから受領のメールが着ますので、スピアネットにログインし発送依頼をします。スピアネットでは複数の荷物を貯めておいて、まとめて送ってもらうこともできるため、発送依頼という手順が必要になるんですね(なお保管期間は30日間です)。

発送依頼をしてしばし待つと、スピアネットから料金の見積もりのメールが来ます。ここでスピアネットにログインし、料金を支払えばこちらの作業は完了です。あとは届くのを待つだけ。支払いから発送通知までもそれなりに待つのであわてずに。

スピアネットから日本へはクロネコヤマトの国際宅急便で輸送されます。追跡番号が発行され、ヤマトの荷物追跡が利用可能。ただし海外発送後は日本に着くまで4~5日間くらいステータスが変化しないため、あまり面白くはない。日本到着以降は「詳細」ボタンからステータスが確認できます。

税関も土日は休みます。ヤマトの提示している最短お届け日数では、金曜発送なら着くのは木曜(所要日数6日)とされています。土日を跨ぐとそのぶん遅くなるということです。転送を利用した輸入ではちょっとのズレが最終的に大きなズレを生むので、余裕をもったスケジュールで利用したいですね。

スピアネットの評価

注文時に送られてきたメールをスピアネットに転送するところだけがやや煩雑ですが、ほかのステップはスピアネットのサイト上で操作が完結するため、割とスムースです。別の転送業者(malltail)を使ったこともありますが、比較して特別使いづらいということもありませんでした。

malltailは2016年にアメリカの拠点を移転しており、転送用アドレスがニュージャージー州となっていました。アメリカは州ごとに税制が異なり、ニュージャージー州は売上税(Sales Tax)7%が掛かるため、そのぶんAmazonからの請求額に加算されてしまいます。

対してスピアネットの転送用アドレスはオレゴン州ポートランドで、こちらは売上税が掛かりません。生活必需品など品目によっては免税されるそうですが、少なくともPCを転送するなら今はスピアネットのほうがよさそうです。

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