本日2017年6月15日のCLIP STUDIO PAINTアップデート (Ver.1.6.6) で、TabletPC APIモードでも傾きが効くようになったことを確認しました。※前バージョンのVer.1.6.4ではTabletPC APIモードで傾きは効きませんでした。
CLIP STUDIO PAINTは新Surfaceペン(傾き検知あり)が発表された当初からこれに対応すると宣言しており、TabletPC APIでの傾き検知に対応するのかな?と期待していた通りとなりました。
【Win】TabletPCモードで動作する傾きを検知できるデバイスにおいて、その傾きの値を取得できるようになりました 【EX/PRO/DEBUT】
ダウンロードは CLIP STUDIO PAINT | アップデータ ダウンロード | CLIP STUDIO からできます。
以前 8bitpaintで試した のと同様に、raytrektab DG-D08IWPでも傾きが使えます。新Surfaceペン(8月発売予定)に先駆けて、raytrektabが恩恵を授かることになりました。
検証用ブラシ
フラットマーカーのブラシサイズと不透明度の影響元設定で筆圧のチェックを外し、向きの影響元設定でペンの向きにチェックを入れました。こうするとペンの傾きによる変化だけが確認できます。
TabletPC APIモードでもこんなふうにペンの傾きの影響が出ます。
ストアアプリ版(UWP版)も公開されていました
CLIP STUDIO PAINT 試用版 – Microsoft ストア 日本
CLIP STUDIOのサイトのお知らせにはないまま、ストアアプリ版もいつの間にか公開されていました。ただし30日間試用版で、今のところ試用版からアップグレードする機能はないため常用できるものではありません。ペンの性能を試すのには使えるかとは思います。こちらでもペンの傾きは有効でした。
おすすめのシステム要件の中に「Windows Ink Platformに対応したコンピュータもしくは筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット (Wintab互換)」と記載されており、Ink機能での動作による低遅延が体感できるかも…?と思ったのですが違いがよく分かりませんでした。
Windows 10 Version 14393.0というのは俗に言うAnniversary Update(バージョン1607)のことです。Anniversary UpdateでWindows 10のInk機能が強化されました。
なお、2017年6月15日現在、ストアアプリ版のバージョンは1.6.5でした。