名作シミュレーションRPGの生みの親であるS_Kaga氏を中心としたチームによる新作フリー同人ゲーム、ヴェスタリアサーガ が9月21日に公開、とされていたのが前倒しで5日に公開されました。
さっそくプレイしてみたものの、私が普段使っているゲームパッド(DUALSHOCK4)だと決定ボタンなどのキー配置がずれていてプレイに集中できない問題が発生。ゲームメニューを見てもどうもキーコンフィグなどはないようでした。その解決方法について調べたので記載しておきます。同じ悩みを抱える人の助けになれば幸いです。
設定ファイルを追加してキーコンフィグする
今のパッドが使えないと分かった瞬間に推奨パッドを購入したのですが、GPD WINのような筐体備え付けのパッドでは別のパッドをつなぐわけにいかないので、根本的な解決策を調べました。
ヴェスタリアサーガはSRPG Studioを使用して制作されており、SRPG Studioの仕様として、game.iniを作成し、[key]以下に値を定義すればパッド入力の定義を上書きできます。 ※SRPG Studio ヘルプ・マニュアルでは[input]となっていますが、[key]が正しいようです。
以下のような内容をテキストファイルに記載し、ファイル名をgame.iniにしてvestaria.exeと同じフォルダに入れます(設定値はパッド内のキー配置によって変更が必要です)。
[key]
LEFT=0
UP=1
RIGHT=2
DOWN=3
A=6
B=5
X=7
Y=4
L=8
R=9
SELECT=10
START=11
数値の意味は詳しくはマニュアルを参照してもらうとして、SRPG Studioではゲームパッドのボタン1~8を、それぞれA、B、X、Y、L、R、SELECT、STARTと呼称しているようです。それに対し、DUALSHOCK4では□、×、○、△がそれぞれボタン1~4と認識されるので、ここを入れ替えて○が決定、×がキャンセルとなるようにしました。
また、ボタン5~8がL1、R1、L2、R2となっているのでR2でスキップをする設定となってしまいますが、使用頻度が低いのであまり困らないかと。
ついでにgame.iniに以下も記載すると、非アクティブ化したときに音楽が鳴らなくなります。
[game]
NonActiveMusicPlay = 1
※iniファイルを作成・変更したあとはvestaria.exeを再起動すると反映されます。
作成例としてファイルを置いておくので参考にどうぞ。game.ini
JoyToKeyで十字キーでの入力に対応させる
DUALSHOCK4ではそのままだとカーソル移動がアナログスティックのみ対応となっているので、十字キーの入力でもカーソル移動できるようにJoyToKeyで設定します。
このようにPOVの上下左右にキーボードの矢印キーを設定すればOK。
参考情報:推奨パッドを購入する
以上のような試行錯誤をする前に勢いあまってゲームパッドをポチってしまったのは前述のとおりですが、こちらは設定を変えなくてもちゃんと使えましたということはせっかくなので書いておきます。
公式サイトではファミコン準拠ゲームパッドが推奨されています。スーファミ風のものでも大丈夫でした。700円程度で買えるので、ゲームパッドの持ち合わせがないという方はとりあえずこの辺を買っておけばOKですね。
公式の操作方法には記載されていませんが、LRで前後のユニットにカーソルを合わせる動きにも対応していました。