ネットを見ててURLをコピーしたいと思うことがありますよね。たまに「URLをコピーするボタン」があるサイトもあり、いいねと思ったので当サイトにも設置しました。
最初は参考にしたサイトが紹介していたコードをコピーするだけでいいかと思ったんですが、いざ置いてみたら特定環境で動かなかったり、挙動がイマイチ希望に合わない形だったりしたので、ちょっと修正を加えて使っています。
こんな感じのボタンを設置しました。※これは画像なので押せません。
仕様(やりたいこと)
- ボタンを押すとコピー完了を示すメッセージが表示される
- コピーしたURLも表示される
- 何回でも押せる
- Scriptが動かない環境でも違和感がないようにする
適当にググるとjQueryを使用した例がいくつか出てきますが、このブログはjQueryは完全に排しているので、jQuery不使用のコードを参考にしました。
※参考にしたコードはjQuery不使用とされつつも微妙にjQueryに依存した書き方になっていたのでその部分は修正しています。
ソース
ボタンを置きたいところにHTMLをコピーして貼り、<script>~</script>をページの末尾等に貼るだけで設置できます。スタイルはお好みでどうぞ。
HTML
<input id="copyRadio" type="radio" style="display:none" />
<label for="copyRadio" id="copy-page">この記事のURLをコピーする</label>
<input type="text" id="copyTarget" readonly="readonly" value="<?php echo get_permalink(); ?>" />
※コピー対象のURLはWordPress使用時のものです。他の環境で使用する場合は適宜変更してください。
JavaScript
<script type="text/javascript" language="javascript" async>
document.getElementById("copy-page").onclick = function() {
document.getElementById("copyTarget").style.visibility = "visible";
obj = document.getElementById("copyTarget");
obj.focus();
obj.select();
range = document.createRange();
range.selectNode(obj);
window.getSelection().removeAllRanges();
window.getSelection().addRange(range);
obj.setSelectionRange(0, obj.value.length);
document.execCommand('copy');
document.getElementById("copy-page").innerHTML = "URLをコピーしました";
setTimeout( function(){
document.getElementById("copy-page").innerHTML = "もう一度URLをコピーする";
}, 2000);
}
</script>
(追記)当初、document.write() を使用したコードを記載していましたが、PageSpeed Insightsに document.write() は使うなと怒られたのでコードを修正しました。document.write() はHTML5での使用は非推奨とされているそうです。
CSS
#copy-page {
display: block;
width: auto;
margin: 0 2px;
padding: 7px 0 6px;
font-size: 1rem;
text-align: center;
color: #333;
background: #c7c7c7;
border: none;
border-radius: 3px;
font-weight: bold;
}
#copy-page:hover {
cursor: pointer;
background: #bbb;
}
#copyTarget {
visibility: collapse;
margin: 5px 2px;
padding: 0 5px;
height: 2.5em;
width: calc( 100% - 4px );
border: 2px solid #999;
border-radius: 3px;
}
#copyRadio:checked ~ #copyTarget {
visibility: visible;
}
改修箇所
元のソースから変えたのは主に以下の点です。
- Scriptが動かない環境でボタン押下時、URLの表示のみ行うようにした
- .addRange() の前に .removeAllRanges() を追加して、2回目以降に押したときも動作するようにした
- iPhone 5c (iOS 10.3.3) でテキスト選択部が動かなかったので、 .setSelectionRange(0,length) などの処理を追加
- ボタンを押した2秒後にボタン上のメッセージを戻すようにした
- 完全に同じメッセージに戻すと押したかどうか分からなくなるので、「もう一度」の文言も付けた
- ボタンを押した際に、コピー対象のURLも画面上で見えるようにした
サンプルはこのページの下部、「この記事をシェアする」に実際に設置したものをご覧ください。※検索等から来てAMPページが表示されている場合、URLをコピーするボタンは表示されません。その場合は元の記事を参照してください。
参考
- JavaScriptでwebページのURLをクリップボードにコピーするボタンを設置 | Free Style
- memo: テキスト全選択の JavaScript コードが動かなくなったので修正した – Qiita
- Javascriptによるコピー機能(クロスブラウザ対応) [無料ホームページ作成クラウドサービス まめわざ]